消えた名店【1】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

昨日、往年の三宮のお店について書いておりますと、逆に今はもうない名店を思い出さずにいられません。昨日の続編という事でそれらを思い出せる範囲で書いてみたいと思います。

 

1.喫茶「ピカソ」

三宮の繁華街の真北、山手幹線沿いにありましたガラス張りの喫茶店であります。確か朝まで営業していたと思います。團員達は夕方は同伴の、深夜12時を回りますとアフターの待ち合わせ場所としてよく利用しておりました。

終電も走り去った深夜、鼻の下を伸ばしソワソワした学生服姿を見かけますと99%の確率で我が團員でありました。携帯電話のない時代、行きつけの店の目当ての女性と店が終わったら、と約束したものの、果たして来るのか、ヤキモキしていたのでありましょう。

そんな時はそれが後輩であっても気づかぬふりをするのが先輩としてのたしなみでありました。翌日、その者の様子を見れば、事の顛末は手に取る様に分かる訳ですから、泳がせておくのでございます。

そんな数々の爆笑エピソードを生んだこの店もバブル崩壊後、程なく閉店しております。

 

2.洋食「バレンシア」

三宮には洋食屋の老舗が沢山ございますが、このお店は23時オープンという一風、変わったお店でありました。場所も東門街を北上し、山手幹線を横断、ハンター坂を上って少し西に入った辺り、住所で言えば中山手通2-16-3にあるマンションの1Fにございました。

深夜帯の店とは言え、味は折り紙付きでありまして、三宮に出るのが23時を回っておりますと、ここで食事をした後、飲みに出かける事もございました。学割はききませんでしたが、学ラン姿にはライスは特大で提供して下さっておりました。このお店で生まれて初めてビーフストロガノフを食べたという團員は多うございます(メニューに記載はありませんでした)

マスター1人だけのこじんまりしたお店でしたが、明け方近くになりますと、仕事を終えたお水の方々が多数、お越しになられておりました。

今から約7-8年前に静かに閉店されたと聞いております。

 

八代目甲南大學應援團OB会

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