男気・侠気 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

男気とは何ぞやとGoogleの検索窓に入力してみますと、フジテレビ系列の人気番組のコーナーである「男気じゃんけん」なるものに関する記述がズラッと検索結果に表示されます。

それはさておき、今回のテーマは「男気」であります。男気を辞書で調べると侠気とも書き「男らしい気質、義侠心」という意味になります。

男気は在りし日には應援團の専売特許であるという自負の下、日々の活動に取り組んでいた側面がありますが、昨今の現役應援團再建活動を通じ周囲の方々の男気に触れ、改めて男気とは何ぞや、と改めて考える契機になったのであります。

 

そもそもOB会活動そのものがボランティア以外の何物でもありません。ましてや現役再建ともなりますと、本来のOB会組織の第一義である現役学生への支援という枠組みからもはみ出した膨大なエネルギーを必要とします。

しかも常識的に考えれば、成功する確率が高いとは言えません。こんな事の為にたまの休みの日に、家族の白い目を耐え忍びながら、或いは勤務を交代してもらいながら、参加下さっている会員諸兄には感謝の念に堪えません。

 

過日、お会いさせて頂いた日本大学應援團OBの方が

「大学を卒業し一心にビジネス世界で生き抜き、定年を迎え、はたと己の人生を振り返った時に、自分が青春を過ごした日本大学應援團というかけがえのない場所がもはやこの世にないという事実が非常に重く感じられた、そう思うと何か出来る事はないかと動かずにいられなかった」

と日本大学應援團を復帰させる会発足の経緯を話しておられたのが実に印象的でございました。

 

大学のクラブ活動というのは当然、個人差はありますが、多くの場合、その人の人生の中で大きな比重を占める事が多い様に感じます。その情熱が時として、考えられない様なエネルギーを生み、物事を動かすのでありましょう。

 

男気とは損得勘定抜きの無償の愛なのであります。人それぞれ置かれている環境は違います。当会のメンバーを見ても時間的、経済的、地理的にも置かれている状況は千差万別であります。時には無理をする事も必要ではありますが、それぞれの今の生活に合致した無理のない形で、末永く御参画頂ければ、と思う今日この頃であります。

 

八代目甲南大學應援團OB会

広報委員会