以前にも書かせて頂いた通りOB会名簿の精度がかなり低くなっておりまして、現在、調査作業を進めておりますが、その過程で既にご逝去されていた先輩がいらっしゃったり、闘病中という先輩がいらっしゃったり、と云う知らせを耳にする事も少なくありません。
連絡がついた先輩方の中でも極めて冷淡な方もいらっしゃれば、ご高齢にも関わらず諸々の取り組みに協力をお申し出頂く先輩もいらっしゃったり、反応は様々であります。
自分が現役時代のOB総会の模様を思い返してみますと、ホテルの宴会場を埋め尽くす先輩方の壮観な姿が思い出されます。中には卒業後久しい筈にも関わらず依然と恐ろしいままの先輩もいらっしゃいましたが、卒業後も秋霜の如き鉄の規律は健在でありまして、更に上の先輩に窘められたり、頂点の会長以下、現役1回生まで太い絆で結ばれた強固な組織体がございました。
OB会とは現役の支援を第一義とする組織でありますので、現役の存在の有無がその活動に多大な影響を与える事は事実であります。現在、支えるべき現役がおりません。しかしながら現在、現役再建の活動に取り組んでおりますし、過日、紹介させて頂いた福岡大学應援團の様な事例もございます。
故に今、我々はいつ現役が再建しても全力でその活動を支援出来得る組織体であるべく強固な体制を構築しておく必要があります。現役が困難な状況にこそ初めてOB会はその真価を発揮するのではないでしょうか。
現役、OB会の行く末を案じながら現在、闘病されておられる先輩がいらっしゃいます。そういった先輩方の男の想いの連続体が我々の歴史であります。
確かに現状、甲南大學應援團は團員がおらず虫の息と言って良い状態ではありますが、完全に死に絶えた訳ではございません。可能性が僅かでも残っているうちに、最善を尽くす事が我々OBの務めであると思う今日この頃であります。
八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会