團室について昨日、書かせて頂きましたが、團室には今も團旗や太鼓、羽織袴など應援團活動に必要な備品が収納されております。現役が存在した時期さながらに美観を維持致しております。
ただやはり普段は人の出入りがございませんので、気付かぬ間に劣化している個所があったりしても、なかなか手入れがままならないのが実情であります。
さりとて應援團の命と言われます真紅の團旗、こればかりは放っておく訳には参りません。我が應援團には大團旗、中團旗、小團旗の3種類がございます。現役應援團が再建した暁に、いざ掲揚してみたら虫食い穴や黴だらけとあっては團の面目丸つぶれという事態に相成るのでありまして、せめて執行部で3-4か月に1度、防虫剤、除湿剤の入れ替えを行う様にしております。
團旗はご存知の通りかなり大きな代物でありますので、収納するにあたり当然の事ながら折り畳んであります。青天の下、團旗を広げて四隅に石なぞを置けば、良い虫干しになるのでありますが、團旗礼と呼ばれる儀礼の時以外は團旗は地に付けてはならない、という不文律がございまして、さすがにOBになったとは言えこの禁だけは誰しも憚られる訳であります。
以前、ご紹介した映画「嗚呼!花の応援団」 の冒頭で水浸しになった團旗を草むらの上に置いて乾かすシーンがございましたが、現実ではまず考えられません。故に4人で四隅を持って、青空の下、立ち尽くすか、後は実際にポールに旗を付け、掲揚するしか手がない訳であります。OBの中でどなたか数時間、團旗を掲揚してみようという勇者がいらっしゃいましたら、是非ともOB会までご一報くださいませ。
八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会