前回 の続編であります。
我が應援團の記念誌制作にあたり写真資料が乏しいというお話でございますが、厳密に申し上げると昭和46年以前の写真が乏しいという事になります。勿論、時代を遡るほど写真というものが手軽ではなかったという事情はございますが、
おそらく当時は存在していたであろう集合写真等も一切ございません。よって以前、山下正和初代團長 の写真を掲載させて頂きましたが、初めてご覧になったOB会員が殆どではないでしょうか。
我が應援團の歴史を振り返った時、大きな黄金期と呼べるのは、創團当初の昭和30年前後と團勢を回復した昭和40年初頭であります。事実、OB会員も初代~20代目までで全体の60%を占めております。第1黄金期では100名、第2黄金期でも50名程度の者が應援團員として名を連ねておりましたので、自然、OBも多い訳でございます。
この状況を打破せんと当会團史編纂委員会が奮闘し、大学内にある写真資料から應援團に関係する写真を抽出するという気が遠くなる作業を行い、歴代團員の顔写真、各代の幹部集合写真は一部の例外を除いて入手するに至りました。
ただ我が甲南大学は平成7年の阪神・淡路大震災 の折、甚大な被害を蒙っており、その際、相当数の資料が失われております。同時に大学の卒業アルバムを制作する業者も同様の事情で殆どの資料が現存致しておりません。
【被災した我が校】
当面は現存して居る写真、ネガ類をデータ化する作業を行っております。團室には昭和47年以降の写真は多数ございますし、ネガも多々ございます。
特にネガについては、既に現像しアルバムに入っているものかどうかの判断がつきませんので、このデータ化は急務であります。これもかなり手間を要する作業でありまして、11月より着手しておりますが、進捗は芳しくございませんが、来年1~2月を目途に全写真・ネガのデータ化を完了させる予定であります。
昭和46年以前に在籍されておられた先輩方で当時の写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともご一報賜りたくお願い申し上げます。
八代目甲南大學應援團OB会
團史編纂委員会