前回 、我らが應援團の本部があります團室についてご紹介させて頂きました。階段を上がり、扉の前まで来たところで終わっておったかと思いますので、続きを書かせて頂きます。
まず團室の扉を入りますとこういう風景が目に飛び込みます。
ちなみに團員は「×回生 〇〇 失礼します」とあらん限りの声を張り上げてから入室しなければなりません。入室後、その場で不動の姿勢を取り「押忍」とこれまた最大限の声で挨拶せねばなりません。声が小さい、発音が不明瞭等であれば、「やり直し!」と入室は許されません。無論、精一杯、声を張り上げて入ってみたら同期しかいなかった、という事は再々ございますが、危険な賭けは出来ません。
勧誘された新入生は、入室するなり漠然と抱いていた不安が的中した事を悟る訳でありますが、逃げ道は例の狭い階段のみでありまして、連行してきた團員が階段の前に立てば、逃げ道はありません。後は観念するしかない、という実に合理的なシステムなのであります。
團室の壁には色々と團員の士気を鼓舞する額類が飾られておりまして、新人はまずこれらの漢字が読めず苦心する訳でございます。特に團四則は應援團員の規範でございまして、新人は諳んじられるまで、徹底的に教育されます。
【團四則】
一、規律 団結を重んずべし
一、礼儀を尊ぶべし
一、何事にも誠意 眞心を持って当るべし
一、常に甲南大學應援團員である事を誇りに行動すべし
【團四則】
團室はまだまだ紹介しなければならい事が多々ございますので、また稿を改めてご紹介させて頂きたいと存じます。
八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会