奉納乱舞 | 大学應援團に関する考察を支援するブログ

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かつて地方都市に実在した應援團の赤裸々な日常を通じ、大学應援團とは何を考えるブログです。

大学の1月と言えば後期試験に明け暮れる訳でありまして、團務もほぼ休止致します。年賀状で宛所不明で返ってきたもののチェックや、年賀状を頂いたところで当方から出していないところがないか確認する等の事務作業程度でしょうか。


 


その中で唯一、活動があるのが奉納乱舞でございます。日程は大体決まっておりまして、1月の3ヶ日を除く第一日曜日でございます。今年のカレンダーで言えば1月6日の日曜日と相成る次第であります。大体、昼前後に、橿原神宮若しくは生田神社で奉納乱舞を執り行います。時間にして約30分程度と言ったところでしょうか。


【生田神社】



基本的に應援團の演武、乱舞は乱舞祭を始め応援会場、大学の各種セレモニー等で主に我が校の学生を主たる対象として披露させて頂く機会が多い訳であります。


それに対し奉納乱舞は少し遅めの初詣に訪れた一般市民の方を対象に披露させて頂く形になりますので、その意義は他と一線を画するものとなるのでございます。


橿原神宮は建国記念日には黒い車で賑わう事で著名な奈良三社に数えられる大神社であります。我が国建国の地で一年の活動始めが出来る訳ですから、何とも恵まれた話であります。


生田神社も神戸三社に数えられる名門でございます。1月4-10日あたりですとまだまだ参拝客も多く、その中で太鼓の大音量が響き渡れば、参拝者は何事ならんとばかりに一斉に歩みを止め物珍しそうに見て下さるものでした。


【橿原神宮】



そういう意味では非常に意義深い行事なのでありますが、演じる方はいかんせん正月の酒も抜け切れていない時期でもありますし、幹部交代直後で新幹部~新2回生の3学年しかおりませんので、人数的にも物足りなさを感じたり致します。それが故にOBの方々よりご叱責を頂戴する確率も高うございました。


 


意義を考えればもう少し工夫の余地があったのではないか、と反省させられます。再建の暁には奉納乱舞は必ずや復活させるべき行事の一つであります。


 


八代目甲南大學應援團OB会


広報委員会