4月7日、港南ミニバスケットボールクラブは渋谷区の中幡バスケットボール同好会と合同練習・練習試合を行いました。
最初に中幡さん主導で合同練習を行いました。中幡さんが普段やっている練習に、港南の子どもたちがついていく形です。
慣れない練習内容にも、みんな自主的に声を出して、一生懸命、全力で取り組めたと思います。
準備体操やフットワークに、股関節の柔らかさや、肩甲骨の可動域に関するメニューがたくさん組み込まれており、その理由について子どもたちにも分かりやすいように丁寧に説明してくださいました。
合同練習の後に行われた練習試合では、残念ながら港南ミニバスケットボールクラブは男子・女子ともに一度も中幡さんに勝利できませんでした。
しかし大きな収穫があったと思います。新チームになって取り組んでいる戦術ファイブアウトが上手に機能させられなかったこと。チーム内で行うゲームでチームメイトに通用することが、実際の試合で通用しない事が分かった点。プレッシャーをかけてくるディフェンスに対して、ボールキープがしっかりできない事。みんな顔を真っ赤にして中幡の走力についていこうと頑張りましたが、まだまだ体力・持久力の面での弱さが露呈したこと。目標に向かうためにまだまだ足りない部分があるということが、それぞれひとりひとり理解できたことが貴重な収穫であったと思います。
また、試合を何試合か重ねるたびにその場で良くなったこともたくさんありました。ボール運びが難しい局面、例えば相手がバックコートでダブルチームを仕掛けてきたシーンで、今までは仲間が苦しい状況にあっても、我関せずとフロントコートに向かっていた選手が、状況を見てボールラインより後ろにボールをもらいに動くことが出来るようになったり、試合経験が浅くオフェンス時もディフェンス時もボールから目を離してしまっていた選手が、5人それぞれが主役であるといったことを理解して、責任感と集中力を持ったプレイが出来るようになっていたり。目の前を走り抜けようとする相手オフェンスに対して、ヘルプディフェンスが出来るようになった選手もいました。完全に抜かれてしまった状態でも、後ろから必死で追いかける気迫と根性を見せる子もいました。
日々の練習で小さなことを積み重ねていくことがもちろん重要ですが、試合を通して突然大きく成長する瞬間が、いくつも垣間見えた練習試合だったと思います。
中幡バスケットボール同好会の選手の皆さん、コーチ・保護者の皆様、良い経験を本当にありがとうございました。
是非またよろしくお願いいたします。