「旦那に浮気されたから、私も浮気して仕返ししたい…」
「同じ苦しみを味あわせてやりたい!」
夫の裏切りに傷つき、「旦那 浮気 仕返し」「不倫 仕返し」といった言葉を検索する方もいるでしょう。
浮気不倫問題専門カウンセラーの河野匡利です。
夫が不倫して妻にばれ、もめにもめた過去。
そして月日は流れ、今度は妻が不倫した。
このような事例はよくあります。
妻が浮気して、その後夫がしたケースもあれば、夫が浮気して、その後妻もしたケースもある。
本日は後者のパターンですが、これは単なる「浮気、不倫の仕返し」なのでしょうか。
最初に、多くの夫婦問題と向き合ってきた私の結論をお伝えします。
「『浮気されたから浮気する』という妻の行動は、単なる感情的な仕返し(報復不倫)だけではありません。
夫の不倫によって『愛されていない、共感してもらえない』という深い絶望を味わい、夫婦関係が完全に破綻した結果、心の穴を埋めるために他へ向かってしまったケースが非常に多いのです。」
今回は、私が実際に相談を受けた事例をもとに、この問題の本質を解説します。
【実例】夫のダブル不倫・中絶発覚から、妻が不倫に至るまで
夫が不倫して妻も不倫したが、夫はいまだに不倫を続けていた。そんなあるご夫婦の実例です。
夫は職場でダブル不倫していました。
不倫相手は、「何があっても離婚はできない、しない」というスタンスで、夫もそうだった。
同じ立場で秘密を共有する典型的な都合がいいW不倫です。
そしてその後、女が妊娠。
中絶したのですが、産婦人科に提出する夫が記入した同意書を妻に見られたのです。
妻はそれ以前から疑っていた。
妻は気づいていないと高をくくっていたから、カバンの中に秘密のものを入れておくし、スマホも見られている夫は多い。
ぐうの音も出ない不貞行為の証拠そのもので、悪質極まりない。かなりもめたようです。
しかし妻は女には何もしなかった。
相手も家庭のあることだから。
そしてそれから月日が経過して妻の不倫が発覚。
夫は妻を問い詰めた。
すると、「自分がしていたことを棚にあげてよくもまあ」と始まったらしい。
自分の不倫のことを棚に上げて妻を責める夫。
実際、夫の不倫は続いていたのです。
妻は「彼女の妊娠、中絶がばれても終わらない!」と認識していた。
夫に対してさじを投げた状態だったのか。
「あなたのしたことは何なの?」
「夫婦はもう完全に破綻状態だった。」
「まだあの人と続いているんでしょ。」
「自分のやったこと、本当に反省しているの?」
詰め寄る夫に妻が発したフレーズでした。
私だって自由にしたい。私にかまわないでと言う浮気妻
夫の後に妻が問題行動に走ったケースは実際このような事例のほうが多いと実感しています。
夫が不倫していた時期は、子育てに大変な時期だった妻。
家事育児に追われている妻に、夫は家庭を顧みず外で自由な行動。
浮気不倫してたら最悪です。
妻に不倫がばれていないと高をくくってても、ばれているケースはざら。不倫に気がついていない妻を演じていた人は多いのに。
で、妻が不倫に走ったのは子供が成長し手がかからなくなった頃だった。
夫からすればわかりやすい。
今までしてきたことをしない。
帰宅時刻も遅い。休日も不審な外出がある。
化粧、洋服、下着の変化。
痩せなきゃとボディを気にしている。
夫がなんだかんだ言っても、
私も自由にするよ。
私も友人と会ったり自分の時間を過ごすよ。
などと宣言し遊びだす妻。
で、夫がそうは言っても、度が過ぎやしないかと、少しは〇〇などと言えば、
え~あなただって、したいことしてたよね。
私にも自由を下さい!などと反論してくる始末。
やっと子育てが終わったの。
私は家政婦じゃない。
私を縛り付けないで!
私をコントロールしようとしないで!
そんな妻に男がいるとは言い切れませんが、結局そんな妻が不倫していたケースはよくあります。
このようなケースの妻は、本気で離婚したいとは思っていない。
夫にじゃけんに扱われていた。
夫に不倫された。
夫に愛されていなかった。
でも、夫と離れることができなかった。(離婚を望んでいたわけではないけど)。
その期間が長かったのでしょう。
そんなネガティブな記憶が拭えない。
となると、あなた(夫)がそうだったように、私だってもう好きにさせてください。
私のことなんてどうでもいい存在なんだから、気にならないでしょう?放っておけばいいじゃん。
そんな心理も読み取れます。
だからあやしまれても、ばれても、なかなかやめない。開き直ったような態度。
ばれて引っ込みがつかなくなったというより、恨みつらみもあるのでしょう。
あなたもやっと私の気持がわかったか?
夫への仕返しという感じもしてきます。
「愛されていない」と感じる心が浮気を引き寄せる
「旦那さんに愛されているとか気持ちを向けられている奥さんのほうが断然浮気に走りやすい」と耳にしたことがありますが、本当なのでしょうか。」と聞かれたことがありますが、誰が言ったのか、いい加減なこと言わないでほしいです。
寄り添ってもらえない、共感されない、愛されていないと感じるほうが、断然浮気に走りやすい。
だとすれば、夫が不倫していた。夫に他に好きな人がいると知ったほうがより辛く苦しいはずです。
結局、自分がされた立場になり、どれだけ辛いか身に染みている夫も少なくない。
妻側の心理としては、単に「夫に仕返ししてやろう」という攻撃的な気持ちだけではないのです。
一番身近なパートナーから拒絶され、裏切られたことで生じた「圧倒的な孤独感」や「自己肯定感の低下」が、妻を別の男性との不倫へと向かわせる引き金になります。
不倫の仕返しの裏にある「夫婦関係の破綻」という現実
今回の実例のように、夫の中絶トラブルという最悪の裏切りがあってもなお、妻は一度は耐えました。
相手の家庭を慮って、慰謝料請求などの法的な報復もしなかった。
しかし、夫の不倫は水面下でずっと続いていた。
裏切りのフラッシュバックに苦しむ妻の心に寄り添うこともなく、反省もせずに不倫相手と関係を維持していた夫に対して、妻は「さじを投げた」のです。
「浮気されたから浮気する」という状態になったとき、夫婦の間にはすでに信頼関係の「破片」すら残っていません。
妻が発した「夫婦はもう完全に破綻状態だった」という言葉通り、これは仕返しというよりも、機能しなくなった夫婦関係からの「心の逃避」であり「叫び」なのです。
自分のしたことを棚に上げて妻を責める夫も、自分がされた立場になって初めて、その不快感と苦しみに直面します。
お互いが裏切り合う泥沼の形、これが報復不倫がもたらす悲しい結末です。
まとめ:不倫の仕返しの先にある、夫婦の見極めとこれからの選択
夫への仕返しとして始まった関係であれ、孤独からの逃避であれ、不倫という形で泥沼化してしまえば、そこから再構築を目指すのは容易ではありません。
お互いが被害者であり加害者という、複雑な感情が絡み合うからです。
もしあなたが今、「旦那に浮気の仕返しをしたい」「同じ苦痛を与えたい」と悩んでいるなら、どうか立ち止まってください。
仕返しのために自分の手を汚し、自尊心を削る必要はありません。
夫の不倫によって壊されたあなたの心を取り戻す方法は、報復ではなく、あなた自身のこれからの人生をどう選択するかです。
夫婦関係を修復するのか、それとも完全に決別して新しい人生を歩むのか。
それに夫は夫で、責めたり、やめて欲しい、どうしたいの?何を考えているの?ではなく、あの時期の妻の気持ちはどうだったのかを理解しなければいけません。
自分の心に招き入れてください。
あんなバレ方をしたのに行動を改めなかった夫。
不倫相手と切ることは夫の責任だったのです。
耳の痛いことを言いますが、これでは夫婦は完全に破綻したようなものです。
でも、破綻したのなら、過去を葬り、今度こそ十分話し合い、修復とか元に戻れるのか?ではなく、新しいルールで新たな男女として一からやり直すか(やり直せるのか)どうか。
迷ったときは、一人で抱え込まずに、専門カウンセラーである私にいつでも胸の内を吐き出してくださいね。
一緒に最善の解決策を見つけていきましょう。



