数学を教えている自分が英語の勉強法についてどうこう言っても説得力ないかもしれませんが、恥を忍んで書きます。(数学の勉強法に関しては前回の記事で書いたので、これ以上たいしたネタが無・・・。)多くの場合、文系・理系問わず2次試験まで課される科目ですから、英語は受験ではとっても大事。言うまでもなく当たり前ですよね。そんな英語の勉強の大枠は次の感じが理想だと思います。

1年生:中学の総復習、文法と基本的な単語
2年生:英文読解と長文
3年生:志望校に向けた対策
(単語、熟語は全ての期間で)

 これを完璧に出来ればそれはそれは素晴らしいことです。おめでとうございます。自信を持って大学受験に臨んでください。でも、大半の人はこの通りには行かないですよね。焦って焦って頑張るのが普通。そこで大活躍するであろうものがタイトルにも書いた付属の英語CDです。
 今や多くの英語の本にCDが付いています。ですが、そのCDを活用している生徒はあまりいないような気がします。せっかくの付属CDは本棚に飾ってあるか、引き出しの奥深くにしまってある。最悪、もうどこにあるか分からない。そんな状態じゃないかなと思います。でもね、それはすごく勿体無いことですよってお話をしていきます。

 では、CDを使うと何がいいのか。よく、CDを使うと暗記するときはさらに聴覚を刺激することで暗記力UP!!って多くの方が言ってます。個人としてはその実感はあまりないですが、多分そうなのだと思います。自分のもつ感覚器を最大限利用するのが暗記に有効だというのは、有名な脳科学者も言っていますしね。でも、僕はCDの最大のメリットは他のところにあるのではないかと思うんです。

 勉強の大半の時間は復習に当てられます。ひたすら新しい問題だけを解き続けてもきっと成績は思ったほど伸びないでしょう。間違えた問題を復習して、復習して、覚えるくらいまで復習することで体の中に染みこんでそれが実力になるんです。そして、英語では復習のほとんどは英文を読むことだと思います。その時にCDを使い倒してください。CDの音声スピードに合わせて黙読、最終的には音読できるようになるまで繰り返してください。これはCDのスピードに合わせてというのがポイントです。自分なりの発音で丁寧に口に出して読むのも悪くはないですが、CDに合わせる方が何倍も効率がいいです。なぜなら、当たり前ですが単純にそのスピードが違うんですよ。CDについて行けばネイティブ(かそれに近い)スピードで文章を読んでいくことになるわけです。勉強の大半の時間を占める復習をネイティブ並の速さで進める。これはちょっと考えただけでも時間効率が段違いに上がることは明らかじゃないでしょうか。

 例えば、有名な英単語帳の一つに『DUO3.0』があります。この『DUO3.0』には560の例文が載っています。単語と熟語をその例文の中で覚えようというコンセプトの本です。では、普通に例文を560も読むとどれ位の時間がかかるでしょう。個人差はあると思いますが、例文を全部読むだけとしても最低2時間から3時間はかかってしまうのではないでしょうか。でも、対応CDではネイティブの方が約60分で全ての例文を読みあげてくれます。つまり、これについていけるようになれば60分で本1冊分の復習が完了してしまう。実際、この本の使用者の多くはCDを活用することを強く勧めています。何度も繰り返すことが記憶の定着につながることは明らかで、その繰り返しの時間短縮にCDが大きく貢献しているからです。
 
 CDの威力をすこしは分かってもらえたでしょうか?

 最後にCDを使う上での注意点ををちょっとだけ。最近、「聞き流すだけの英語学習」をよく耳にします。実際に使ったことがないので内容がどうなのか分かりませんが、個人的には聞き流し学習ってほとんど効果はないと思います。もしかしたら、あの教材では聞き流すだけでしっかり勉強できるような工夫がされているのかもしれません。ですが、少なくとも普通の英語教材に付属しているCDを聞き流すだけではほとんどというか全く意味がないと思っていいです。ですから、あの宣伝につられていきなり手元にあるCDを聞き流すのだけはやめてください。CDを聴くのは一度問題を解くなりして内容を把握した後です。あくまで復習用ということを忘れないで。日本語訳や注目する点が頭に入った上でそれを脳みそに定着させて、素早く何度も確認するために使うのが正しい方法だと思います。

 準備万端、コツコツと勉強を続けてこられたなら問題はありません。でも、1年生や2年生の時にサボってしまった人はそれだけ勉強できる期間が短くなるわけですから、いかに時間効率のいい勉強をするかが受験に勝つ秘訣だと思います。そのためのCD活用です。スピードを上げ、さらにはリスニング対策にもなる。せっかく付いているCDを使わない手はないで しょう?好きな曲で埋め尽くされてる音楽プレーヤーの容量をすこしだけ勉強に分けてあげて、いつでも聴ける体制を整えておきましょう。

 数学の勉強法といってもなにも特別なことはなくて、つまるところやっぱり暗記だと思うんです。そもそも難関大学を目指すならまだしも、普通の国公立レベルの大学であればほとんど全ての科目において大学受験の勉強というのは暗記に尽きると思います。それが理科や地歴公民なんかはその色合いが特に強い科目というだけ。これらの科目は知っているかどうかをダイレクトに聞いてきますからね。

 では、数学はどうなのか。数学で暗記しなければいけないのは「公式と解法」です。大学入試の問題で「何か新しい定理を発見しなさい」なんて問題は聞いたことないでしょう?誰もそんなことは聞いてこない。入試で問われているのは、問題文を通して「この公式と解法を知っていますか?」ということだけ。そしてその公式と解法は多くの場合、教科書や網羅系の参考書に載っているものばかりです。そう、昔の偉い人達がしっかりと求めて、さらに本にまとめてくれているんですね。つまり、数学も結局のところ「数学の歴史(的偉業)」の暗記に過ぎない。これと理社の勉強は根っこのところは変わらないと思います。

 さらに言えば、数学の勉強の手順は英語に似ていると思います。英語はアルファベットを覚えて、単語を覚えて、文法に従って読解・記述をする。数学ではアルファベットが数字や記号、単語が公式、文法が解法です。数学という国の外国語を学んでいると思えばいい。じゃあ、英語ってどうやって勉強してますか?僕の場合は

 1文法事項の暗記
 2問題を解く
 3問題の復習(音読と精読)
 (1~3すべての段階において単語の暗記)

でしたが、多分、多くの人もこんな感じだと思うんですけどどうでしょうか。まずは最低限の英語のルール(文法)をさらっと学んで、それを駆使して長文を解いていく。解いた長文は何度も音読してそこに登場した新しい文法や単語、熟語・構文を一緒に暗記していく。数学だって似たようなもの。新しい単元に入ったら一応公式の暗記を試みるけど、なかなか覚え切れないから問題を解きながら公式をチラ見。解法にのっとって問題を解きながら、公式を使っていくうちにいつの間にか覚えてしまう。間違えた問題は答えを隠して、とりあえず何も見ずに書けるようになるまで何度も何度も解く。そしたらよく分からなかったところも不思議と理解できるようになってる。これを淡々と繰り返していくだけです。上記の英語の勉強を数学バージョンに書き直すと

 1解法の暗記
 2問題を解く
 3問題の復習(何も見ずに答えが完璧になるまで何度も何度も書く)
 (1~3のすべての段階において公式をチラ見してれば勝手に覚えます)

 数学が苦手な生徒は圧倒的に解法を知りません。問題を前にして、公式をまとめたノートだけで解こうとする。解法なしで問題を解くということは、過去の数学の偉人達と同じ思考回路を持たなければならないということ。これはちょっと無謀ですよね。だから、分からない問題に出会ったときは公式をまとめたノートと「網羅系の参考書」を手に持ってください。(網羅系の参考書というのはチャート式とかシグマとかのことです。)そして、似たような問題を探してください。学校の宿題やテストレベルの問題ならほぼ間違いなく似たような問題が載ってますから。見つけたら、参考書を見ながらで構わないので、宿題やテストの問題を解いてください。そして、その後、必ず参考書の問題を見ないで解けるようになるまで繰り返してください。これが多分、数学の勉強法の王道だと思います。

 そして、定期テストや模試の前などに、網羅系の参考書内の今まで学んだ範囲の問題を全て解く。これは解法のもれがないようにする為です。英語での単語帳、熟語帳でのボキャブラリーのチェックと同じですね。

 すでに結構長いのにこれ以上書くのはどうかなぁ。ここでやめたほうがいいのかなぁ。と思いつつ、もう少しだけ。

 解法の意味が分からないという生徒がいます。解法の意味が分からないという人は、とりあえずそのままでいいですから、答えを丸暗記してください。それこそ一字一句間違えないくらい。それを1単元分くらい頑張れば、解法の意味を考えること自体に意味が無いということに気づくと思います。何度も言っていることですが、解法は問題を解くための方針です。強大な敵がいたとして、むやみやたらに攻撃するのではなく、こうすれば確実に倒せますよっていう必殺の手順書です。そして、要所要所のクリティカルヒットが数学で言う公式ってだけです。数学の理解というのは、公式と解法を土台としたさらに上にあるものだとおもいます。幾つかの公式と解法を覚えるとその後に理解がついてきます。だから、分からないのであれば尚更まずは覚えてくださいね。

 後もう一つ、ここからが学校の先生や塾講師の出番です。僕が受験生の頃、細野真宏氏が書いた『数学面白いほど分かる本』というシリーズが一世を風靡しました。この本には問題の解き方が一つも省略せず書いてありました。一つも省略せずというのは、「計算過程やその考え方まで全て」ということです。そのせいか、大体、1冊でひとつの分野しか扱ってませんでした。文字も大きかったですが、省略せずに書くとそれぐらいページ数が必要なんでしょうね。1冊が1000円以上しましたから、全部集めるとそれこそ1万5千円とかそれ以上かかるのかな?(でも、予備校で授業を受けることを考えると安いもんですけど。)まぁ、値段のせいか大人の事情かしりませんが、今では本屋で見かけなくなっちゃいましたね。(アマゾンで見たら、昔とは違うカワイイ表紙になって売ってました。僕がよく行く本屋さんになかっただけでした。リサーチ不足ですいません。)のこの本は、本当に全部丁寧に解説してあったので、他の人に尋ねる必要が殆どありませんでした。それに対して、網羅系参考書は若干、説明が省かれている所があるかなと思います。1ページ1問の解説を載せるには省略せざるを得ないのも仕方ないでしょう。そこを自分で乗り切れない生徒はやっぱり、誰かに質問するしかありません。だから、質問するなら「この解説のこの部分が分かりません」って質問してもらえるとそこを重点的に解説できますし、そこから派生したほかの余計なこと(?)まで教えることができます。例えば10分間質問したとして、同じ教わるにしてもどちらが自分にとってよりよいかは考えるまでもないと思います。

 長々書いたので一応まとめておきます

数学の勉強法
1分からない問題に立ち向かうときは、「公式」と「解法(網羅系参考書)」を手に
2知らなかった解法は見ないで再現できるまで何度も解く
3理解は後からついてくると信じてとりあえず覚える
4質問するときは「漠然と分かりません」ではなく「この部分が分かりません」

宝石ブルー解法は必殺の手順書 公式はクリティカル技宝石ブルー

こんな感じでしょうか。もっと短い文章でスッキリ書けるスキルが欲しいです。こんな長い文章を最期まで読んでくれる人いるんかいな(;´Д`)
 週末、PCが動かなくなってしまいました。VISTAではよくあるエラーらしく、ネットで検索したら原因や解決法もはっきりしないとか・・・。ほとんどPCの知識のない僕にはとてもつらい作業でした。でも何とか復活!実は必要のなかったかもしれないリカバリーまでしてしまったので、いろんなソフトを入れ直してました。

 でも、余計なソフトが消えて逆にスッキリ!なんだか新しいPCを手に入れたような感覚。何はともあれ復活してよかったよかった