こんにちは、ユーリです。

ハワイ島では、あちこちで鶏がのんびり歩いています。車の横をすり抜けていったり、スーパーの駐車場にいたり…もう「鶏がいるのが当たり前」になっています。

実はハワイ州では、野生の鶏に餌を与えることが禁止されているってご存知でしたか?
理由は…そう、増えすぎてしまったからなんです。

昔、人が食べるために持ち込んだ鶏たちが、逃げたり、放し飼いされていたりして、そのまま野生化。
ハワイ島には天敵も少ないので、どんどん増えていったようです。




🐥今朝、ヒヨコを保護しました

そんな「鶏だらけ」のハワイ島で、今朝、うちの前に小さなヒヨコが2匹いました。
1匹はすでに動かなくなっていて、もう1匹も鳴き声も出さず、じっとしているだけ…。

夫が「これはもう母鳥が戻ってこないかも」と思い、少しだけ家で保護することに。

実は夫、日本では養鶏場で働いていた経験があるので、鶏の病気やリスクにも詳しくて、基本は「自然に任せる派」。でも今回は、生まれたばかりのヒヨコで、あまりにも弱っていたので、そっと連れてきたそうです。

🐤娘のお腹の上でぬくぬく

タオルを敷いた上に乗せて、お腹の上であたためてあげたら…
なんと、少し声が出るように!

娘も「ちいさいね」「かわいいね」と優しくなでながら観察。


🐓母鳥が戻ってきた!

1時間ほど経ったころ、庭先に母鳥とヒヨコの群れ(なんと10匹!)がやってきました。
たしかに、こんなにヒヨコがいたら、2匹いなくても気づかないかも…。

そっと、ヒヨコを母鳥の近くに置くと…
迷いなくトコトコとついていきました!

「ほら、戻ってきたよ。がんばって」
娘と見送って、ほっと一安心。


おわりに

春になると、母鳥がヒヨコを連れて歩いている姿をよく見かけるようになります。
天敵はマングースくらいなので…また鶏が増えてしまうのは間違いなさそうです。

「拾わずにそのままにしておくべきだったか」

正解は分かりません。だけど、子どもたちが母親についていくのが自分と重なって見えていたので、ヒヨコと母鳥が出会えて本当に良かったなって思いました。