はい、第3回は第2回とまとめて書いています!

そういう内情はさておき、
ついに出ました講談絵本!!!

いや、あった。
たぶん今までもあった。
けど、講談で語られるストーリーを絵本化したものであって、
講談の語りをそのまま持ってくるようなものではなかったので、
語り独特のリズム感とか、言い回しとか、
そういう講談ならではの良さが伝わらなかったんです。

けどこのシリーズだと、まんま語れるっ!
さすが、『黒魔女さん』シリーズの石崎洋司先生!
さすが、日本一チケットの取れない講談師『神田伯山』監修。

伯山さんの語り、松之丞時代ですけど聞きに行って、ブラックホールばりに引き込まれ話の世界に巻き込まれ固唾を飲んだり笑ったり、
講談とはこんなに楽しいものだったのか!
と思わせてくれる至芸だったので、
あの世界が再現できるような本の誕生は非常に嬉しい。

私がライフワークにしていた、大人対象のお話会、
これがまたできるのなら、この本是非ともっ!!!使いたいと思った。

雷電為右衛門はいぬんこさんの絵が大迫力なので、
これは子供向けに読み聞かせがいいかな。

那須与一は大人のために、覚えて語れたらいいなぁ。



講談えほん 『雷電為右衛門 雷電の初土俵』

石崎洋司 文  いぬんこ 絵 講談社



『講談えほん 那須与一 扇の的』

石崎洋司 文 宇野亞喜良 絵 講談社