アンジェロです。


5月4日、イコモスから「明治日本の産業革命遺産群」が、事実上暫定登録勧告を受けました。


GW中の勧告でそれらの遺産群は観光客が急増する現象が起きたそうです。


それはとてもめでたい事だと想います。


でも私は違った側面から世界遺産候補を推薦します。


【近代と現代史の歴史に措ける人権侵害の負の遺産群(日本政府が長期間に渡ってハンセン病強制隔離政策を推進した人権侵害)】





もっとも有名な場所としては、「群馬県草津町の国立ハンセン病療養所(栗生楽泉園)」です。





全国唯一「重監房(昭和13(1938)年~22(1947)年迄使用)」と云う懲罰を目的に意図的な施設が存在したそうです。


【重監房跡の基礎部分】





ハンセン病患者を管理する各施設長は、絶対的な権限が与えられていました。


重監房の中では、人権侵害(監禁・虐待・食事制限等)も甚だしく、寒さと飢えで餓死者が続出しました!








1943年、アメリカが新薬プロミンの効果を証明してから不治の病とされて来たハンセン病は、治る事が証明されて終戦直後に治療薬として日本も治療を受けた患者が収容所から退所して行きました。


しかし、世論は差別が根付き誤解や偏見はなくなる事はなく政府も状況改善に積極的に取り組みませんでした。


結局1996年まで事実上隔離政策は続き患者等の国家賠償は2001年に判決が降りました(政府は、控訴断念)


政府は謝罪して、見舞金を支払いましたが既に遅きに失しました。


日本国内の「ハンセン病認知度は非常に低い上、強制隔離政策が行われた事実」は、知らない世代が多数を占めていると思います。


ナチス・ドイツが、かつてアウシュビッツ(現在地は、ポーランド)でユダヤ人の絶滅収容所に送り込んだ様に、日本でも同等の行為が行われた事実を知るべきです。


【アウシュビッツ強制収容所(ユダヤ人絶滅収容所)】





富国強兵に邁進して敗戦した遺産群と人権侵害を侵したハンセン病強制隔離政策の負の遺産群も同様にイコモスへ推薦すべきだったと想いますがどうでしょうか?


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大佐の忠実なる影よりm(__)m
追伸
群馬県は、関与してるか?


以前そんな調査がありました。


私は、当時の時代背景から100%関与してると革新していましたが、やっぱりって感じです。


調べる必要もありません。


【群馬県も関与】





【ハンセン病の歴史】





事実上の隔離政策は、約90年間継続しました。


政府は6月3日、水平社宣言をユネスコの世界記憶遺産へ申請するそうです。


【水平社宣言】





大日本帝国と日本政府の負の遺産「ハンセン病強制隔離政策」は、スルーですか!?
《追伸》
[このブログは当時何度か更新したブログを、そのまま手直しなしで今回更新してます]