~主な登場人物(第1章)~
ネオ・ジオン(袖付き残党軍)
○スキゾ・フレニア大佐(シャアの亡霊)、年齢不詳。本人はシャアであることを真っ向否定し、キャスバル・レム・ダイクンであることを公に宣言する。愛機となる真紅の新型MSや強化人間仕様モビル・アーマーを伴って、新たなMS機付長を含む整備スタッフ要員と更に文官数名を引き連れてレウルーラヘ合流。シャア特有の金髪ではなく銀髪をなびかせながらかつてのシャア同様に声やマスクは同一を想わせる。彼の出現で袖付き残党軍は、勢いを取り戻して行く。



○アンジェロ・ザウパー少佐(ダークナイト)、23歳(1番地ズムシティー旧グローブ出身)。
4年前、ネオ・ジオンを率いた首魁の忠実なる影。スキゾ・フレニア大佐等、上層部の合流により統率権を事実上解任。現在は、親衛隊長として再復帰。ネオ・ジオン内の士官連等は、支持されて「アンジェロ派(通称:ローゼン)」を率いる存在。アンジェロを支持する士官等は、フレニア大佐をシャアであることに疑いを持つ。アンジェロ少佐の立ち位置は微妙であるが、継続的に部下等の信頼は厚い(ニュータイプ的素質を持つが、完全に覚醒してはいない。ユニコーンとの戦闘で左腕を失う)



○セルム・ヘルファー中尉(元ダークナイト副官)、4年前、親衛隊員として参戦しユニコーンの流れ弾で戦死したセルジ少尉の一卵性双生児の弟。自らも4年前の親衛隊候補生としてテニスン艦隊のMS部隊を指揮した(後にフレニア近衛戦隊員として前線へ復帰)


○テニスン・バケット中将、4年前、ネオ・ジオン軍艦隊の8割を率いる司令として単艦のネェール・アーガマと戦闘を繰り広げたが、艦隊は壊滅的打撃を受けて一線を引く。しかし当時の各艦長の一部は、テニスンの現役続行を説得。引き続き現役へ留まりテニスンは、中将の位を周りの支援者から推挙された。現在でも隠然たる影響力を持つ影の最高責任者。ジオン自治権放棄の当日を迎えても「ジオン再興」に執念を燃やす(亡きデキン公の元側近)


○ガジュマル中佐、4年前、元テニスン艦隊のムサカ級グスコー艦長で現在殿(しんがり)のムサカ級6番艦トライン・ベストファーレン艦長。


○カルザス・M・バイヤー、6年前、いわゆる「シャアの反乱」の時に政治面でネオ・ジオン(当時)を支えた文官の一人。
現ネオ・ジオンは同様に首席政治・外交参謀として今時作戦終結後の軍民収用施設を確保する観点から、地球連邦国務省高官等と折衝を重ねて平和的にスペース・コロニー1基の譲渡締結書を交換した。実務型であるが時に大胆な行動派でもあり、少数の部隊を指揮して宇宙(そら)の会の招きで、現在は、ジオン共和国第1バンチのズム・シティーにジオン決起軍の指揮下『ワルキューレ作戦』が発動されて、挙国一致内閣の臨時政府(暫定政府)最高顧問として、ワルキューレ作戦の遂行を着実に完遂する様に進言中。




○レウルーラ級戦艦(旗艦ブラームス)艦長(中佐)45歳、4年前の戦闘ではテニスン艦隊のムサカ級副長を務めた。ジオン再興を夢見つつも至って現実的に情勢分析を行う。アンジェロ少佐への忠誠心が高い(ローゼン派)。


○旗艦ブラームス副長(少佐)38歳、4年前戦闘時はテニスン艦隊の偽装貨物船の船操舵手。実直な女性で、レウルーラ艦長への忠誠心に揺るぎはない。生粋のジオン軍人である(ローゼン派)


○マユコ・カレルギー・クーデンホーフ伯爵(大尉)18歳。ダークナイト親衛隊長、3機(AMS-135クランケンハオス親衛隊機)のMS戦隊を束ねる若き女性パイロット。義父は、サイド3ズムシティー地球連邦駐留軍部隊長で母は元ジオン公国国防婦人会部会長にして、かつて名家と言われた没落貴族の伯爵婦人。当人は、家出同然でネオ・ジオンへ合流した孤高の女性兵士にて、強化人間足る素質を持つが実際は強化されていない。思考と身体に難あり。


○ホルスト・ハーネス、6年前「シャアの反乱」の際に、地球連邦政府から小惑星アクシズの譲渡と引き換えにネオ・ジオン軍の武装解除と云う騙し遭い交渉を指導した文官の一人で政治・外交を支えた参謀。


現ネオ・ジオンでも同様に政治・外交・財政を補佐する次席参謀で地球連邦国務省と財務省へ折衝しスペース・コロニー1基の代金を現物で高官等と取り引きを成功させた。現在は、カルザスと伴に暫定政府の外交兼財政顧問として政府とワルキューレ作戦遂行部隊の正統性を喧伝しつつ体制の保持に全力を傾ける。


○ヴィルヘルム・フォン・グスタフ司令(准将)54歳、ジオン本国に向けてムサカ級3番艦(ブランデンブルク)に座乗して指揮中。テニスンの盟友で、数少ないルウム戦役からジオンが決起した全ての戦争に参戦。生粋のジオン軍人は、通称「敗軍の将(今回の作戦以外の全戦闘では一度も部隊の指揮経験なし)」と呼ばれている。4年前の戦闘でテニスン艦隊のムサカ級航海長を務めた(ダイクン派とザビ派の両方に所属)


○ハンナ・ライチュ作戦参謀長、28歳、スキゾ・フレニア大佐と伴に袖付き残党軍へ合流。作戦全体を主導してフレニア大佐のお側へ控え、ネオ・ジオン軍の真の在るべき姿を目指す。
強化人間研究所所長兼NZ-888ラファエルの機付き長。


○フラスト・スコール大尉、31歳(1番地ズムシティー旧グローブ出身)。4年前、偽装貨物船ガランシェールの操舵手兼MSパイロットとして戦闘に参戦し途中ジンネマン大尉(当時)等ガランシェール隊は、連邦と共同戦線を張りネオ・ジオンの敵となった。戦後、地球連邦軍からガランシェール隊員一同は恩赦を受けて各々の道へ別れた。性格上、一ヶ所に落ち着く事が出来ずコロニー間をさ迷い続けてそんな中ネオ・ジオン軍再建の噂が宛もなく耳にしてからジオンの最後を見届けるべくジオン残存海兵隊を束ねてネオ・ジオンへ再び参戦!しかしネオ・ジオン側は「連邦と結託したスパイ」として、疑心暗鬼の目で見ている(スベロア・ジンネマン元大尉と逐次連絡を取り合う)


ジオン共和国
○ロベルト・リヒャインブルガ(別名オットー・ヴァイトリング)、ジオン共和国最後の若き首相、28歳。4年前、地球のジオン残党軍支援の為に地球へ降下したパイロット(士官候補生)。トリントン基地での初戦で負傷後は戦闘経験なし(地球帰りの男)


民間人(CIVILIAN)
○トラウドゥル・ユンゲ、22歳。私立小学校初等科教諭。ジオン共和国38番地ケーニヒスベルク・コロニー在住。


ダイクン家遠戚
○ゲルハルト・ヘプナー、ジオン共和国建国の祖ジオン・ズム・ダイクン死後、ダイクン家を支持する一派とザビ家を支持する一派との権力抗争に破れたダイクン家の遠縁。ダイクン家一派追放後、共和国内唯一見せしめとして、ゲルハルト家が、サイド3第2バンチの主都市ランバに取り残された。現当主ヘプナーは、穏健的な中立派。アルテイシアの密命を受けたジンネマン元大尉や旧ダイクン家残党派とザビ家穏健派の統一連合「立憲君主運動」の名誉代表に任命された。
ジオン共和国軍部隊の『ワルキューレ作戦』で、自身の館(シュロス)が危機的な状況となることを恐れて、シュロスの衛兵をマクシミリアン侯爵の私兵義勇団に守護する様に命じている(ヘプナーは、ローデルシア・ダイクンの遠戚)


ダイクン家最後の貴族
◯マクシミリアン侯爵、かつて、ジオン・ズム・ダイクンを影ながら支えた由緒正しき名家。ダイクン家一派追放後、ダイクン家遠縁のゲルハルト家に忠誠を立て、長きに渡り支えて来た。スベロア・ジンネマン元大尉は、縁があってマクシミリアン侯爵とのパイプを持つ。その縁とは…。


月(LUNA)
○アルテイシア・ソム・ダイクン、かつてセイラ・マスと名乗りジオン・ズム・ダイクンの遺児であることを隠し連邦軍へ身を投じた元ホワイトベース隊員。兄のシャア・アズナブルがジオン公国軍へ身を投じた事を軽蔑していた。グリプス戦役や第1次ネオ・ジオン戦争等で側面から反地球連邦軍エウーゴを支援したが、シャアの決起したネオ・ジオンを率いると消息不明に…。後に、月のフォンブラウンで臨床心理士として開業医中の際にスキゾ・フレニア大佐の演説中継を観るや兄の意識を感じないとジオン自治権返還当日にダイクンの遺児として最後の決意を示す(月の第3の都市アンマン在住)


地球連邦政府
○レイニー・ゴールドマン地球連邦政府大統領、59歳。ラプラス事件の失態で現職を追われた野党の大統領から国民投票(アースノイド呑み)で選出され就任。宇宙世紀0099年に決起して敗北したネオ・ジオン軍に「月面シッガルト発電所」を、占拠されて地球圏の人々を死地に追いやる寸前の失態を演じる事になるが辛くもこれを鎮圧!アースノイドからは低支持率だが、現状では対抗馬がいないことにより引き続き現職。ジオン共和国の自治権返還式典とジオン戦没者記念式典の為、首都のズムシティーへ政府や幕僚と共に列席中(宇宙軍再編計画の政府側代表)



地球連邦軍(E.F.S.F)
○ジーン・コリニー・Jr.(2世)地球連邦軍統合参謀本部議長(提督)、


かつて軍閥政治で改革派を率いたヨハン・イブライム・レビル将軍と対峙した保守派の重鎮ジーン・コリニー大将を父親に持つ。父親の面影を残し、父親のレールに沿ってティターズ時代に星の数(階級)を増やし地球連邦軍へ統一されても軍中枢部に影響力を残した。4年前ビスト財団と結託して、ラプラスの封印を許可(グリプス2の発射)した軍側の最高責任者。グリプス2に依るコロニーレイザーは発射してもメガラニカは破壊できず、ラプラスの封印は開放されてしまい当時、釈明に負われたが追究は時の経過と伴につれて、うやむやにされた。前年度に起きたシッガルト発電所占拠事件は、政府の対応の不味さと世論操作して、現在も現職としてその厳然たる地位を確立している(宇宙軍再編計画の軍側代表)


地球連邦宇宙軍
○外郭機動艦隊ロンド・ベル司令兼ラー・カイラム艦長ブライト・ノア大佐。



一年戦争以降、主要な戦争に参戦した歴戦の勇姿にてガンダム部隊の艦長として常に、ニュータイプパイロットと関わりを持って来たことにより軍内部から自らもニュータイプなのではと恐れられている存在である。


○ラー・カイラム副長レーゲン・ハムサット中佐。前任のメランが第2軍長へ昇格して以降、ブライトの下で副長へ着任した。メラン同様実直な人柄で部下の信頼も厚く艦長不在時はある程度の権限を持たせらている。


○ナイジェル・ギャレット少佐、かつてロンド・ベルのトライスター(三連星)隊長。
ユニコーンガンダムの随伴機である最新鋭量産機RGM-96xジェスタのテストパイロットとして訓練中、ラプラス事件へ遭遇、間接的に戦闘へ関わったことにより三連星の一人の部下を戦死させる。戦後もラー・カイラムの中軸パイロットであり部下からの信頼も高い。愛機はRGM-100aジェムス(コールサインは、ウィザード00ダブルオー)



○オスカー・シンドラー大尉、RGZ-99リガードのパイロット。6年前、第2次ネオ・ジオン戦争でシャアと共に行方不となったアムロ・レイ大尉に容姿や声が同じで軍部内では「アムロの再来」とも呼ばれている。(コールサインは、ウィザード03ゼロスリー)


○エリザベート・バイエルン少尉、士官学校卒業と同時に「シャアの反乱」へ。旗艦ラー・カイラム所属となり中破してるジェガンで2機のギラ・ドーガを撃墜!初陣としては最大の戦果だったがそれが基で、精神が安定せずパイロットを降りて、MS整備員へ転身するが…。(元コールサインは、ジュリエット64シックスフォー)


○シシィ・バイエルン中尉、エリザベート少尉の双子の姉でエリザベートと士官学校(同期)を卒業後妹と同様に「シャアの反乱」へ参戦。クラップ級巡洋艦ラー・チャターへ配属、ジェガンで初陣してギラ・ドーガを1機撃墜するも敵機の反撃で自機は中破し母艦は旗艦の盾になって轟沈!旗艦ラー・カイラムへ帰還。戦後、ロンド・ベル第2軍に配属されていたが移動に依ってラー・カイラムヘ姉妹で所属。(コールサインは、ジュリエット7セブン)


アナハイム・エレクトロニクス社(AE)
○マードック・ニュートン、旗艦ラー・カイラムMS全般担当システムエンジニア。陽気な性格が取り柄で、張積めた空間を一瞬に和ませるのが得意。大の戦争嫌い。先祖は、アイザック・ニュートンの親戚と言われているが彼自身は特段意識していない。



ジァーナリスト
○カイ・シデン、一年戦争時代ニュータイプ部隊と云われた伝説のホワイトベース隊員。かつて隊員の一人でダイクンの遺児アルテイシア(セイラ・マス)から軟弱者呼ばわりされたが、自らもパイロットと成りホワイトベース隊の主戦力の一員として戦闘をくぐり抜けてきた。戦後、復員してフリーのジャーナリストへ華麗に転職し注目される。グリプス戦役や第1次ネオ・ジオン戦争更にラプラス事件などでは毎回ジャーナリストらしからぬ行動でかつての同士等へ情報を流し続けた。現在は、ジオン共和国自治権返還式典の取材の為にプレス枠を独自のルートで確保しズム・シティーへ滞在中。



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