アンジェロです。


産経新聞6月25日付に由るとインド人の映画映画監督「モーヘン・ナオレム」さん(34歳)が、第2次世界大戦末期に繰り広げられた『インパール作戦』を題材にした映画を制作するとの事です。


【モーヘン・ナオレム】


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『インパール作戦』知ってますか?


昭和19年(1944年)3月8日、日本軍とインド軍による共同軍事作戦です。
第一義的には、当時連合軍陣営に属する、英領インド政府が、中国(蒋介石政権(重慶を拠点にした連合軍陣営の政府))に対して、補給路を断絶させるための作戦でした!


しかし、インド軍(自由インド国民軍)を率いたのは当時、枢軸国や一部枢軸国寄りの中立国に承認された『自由インド仮政府』を率いた「チャンドラ・ボース・ネタジ(統帥)」は、イギリスからのインド解放を掲げての、日本軍共同軍事作戦と捉え、またその様に、作戦を展開して行きました。


【チャンドラ・ボース】


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【インパール作戦に進軍中の自由インド国民軍】


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【インパール作戦展開図】


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詳しく知りたい方は「去年のブログ(10月21日)」を、ご覧下さい(__)


今回の映画で、女優デビューするモデルの「浅田結有」さん(23歳)は、『インパール作戦』を、知らなかったそうですが、知らなかったのではなくて、知る気がなかったと言う言い方が正しいでしょう。


日常生活に於いて、学習活動に於いて、一番遠くに存在する科目は「歴史」だと思います。
私のような歴ヲタでもない限り、歴史覚えるのは、無意味です。それならば、「数学や英語」を、覚えた方が将来の為に、価値があります。


しかし、留学する際には、自分の国の歴史を話す機会が、あるとよく聞きます。
日本は、戦争中に悪い事をしたと誰からの又聞きで、答えて、自分達の国の歴史を、おとしめるのではなく、自分で、調べた上で戦争中は、悪い事をしたけど、白人支配からアジアを解放する為の自衛戦争だったと言う側面もあるそうですよ。と、付け足すと、相手の国の片がどう反応するか?
留学生活の、楽しさも
倍増するはずです!


遊びに行くなら歴史は必要ありませんが、留学するなら、歴史は知るべきだと私は、思います。
外国人は議論がとても大好きですヨ。


話しが、逸れましたが、日本人は、歴史をもっと学ぶべきだと私は言いたいですね!


【浅田結有】


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ミャンマー(当時はビルマ)の東側に面したインドとの国境地帯を抜けると直ぐに「インパールそしてコヒマ」は、日本・インド共同軍により短期間占領下に置くことが出来ました。
同年7月4日作戦は、失敗して多大な犠牲者を出すことになります。


作戦展開中は、残念な事に、英領インド政府の情報統制によって、ボース達がインド解放の進軍を展開している事は、中央政界の有力政治家(ネルー)や非暴力・不服従で有名なガンジーなど一部政治家や、現地で戦闘に参加している英領インド軍や現地民間人ぐらいしか知らず、戦後、ボースが率いた自由インド仮政府関係者が、英領インド下の裁判所で、祖国に刃を向けたとして重罪判決が下ろうとしていました。
その判決に怒った国民は、インド全土で、ストライキを敢行、また英領インド海軍は、「インド国民海軍」を名乗り、インド独立の民衆ストライキに呼応して、関係者は結局無罪になります。
これが後に、民衆運動のうねりとなってインドは、独立を手に入れます。


日本は、国内外において全て悪いこと「しか」しなかった、戦前は暗黒時代だったと言う話が何十年経っても止みませんが、それらを鵜呑みにするのは間違いです。
確かに戦争は、人を狂わせます。最近のイラク戦争後に、アメリカ軍兵士が収用しているイラク人を素っ裸にして、人間ピラミッドを作ったり、シリア軍は、敵性要員と思われた地域に住む住民全員連れ去りどこかで、殺害して埋めていると言う報道があります。国連もシリアは、内戦状態だと認めています!


戦勝国にも敗戦国にも正義の名の下に戦争をしているわけですが、結局どっちも人殺しです。


「勝てば官軍、負ければ賊軍」と、言う言葉がありますが、負けたから全て悪いと言うのはいかがな事でしょうか?
歴史は一方の事だけを見るのではなく多角的に、見る事が大切だと私は思います。


原発や憲法問題もそうです。と、さりげなく指摘しと来ましょう。


映画映画楽しみだナァ~(^-^)/


大佐の忠実なる影よりm(__)m