連休後半初日の3日、約三か月ぶりに県内枠が当選し12時半開演の回を観覧した。今回は柏木さんが休演でアンダーは清司さん。私は「パジャマドライブ」は四回目の観覧とあって入場までの流れにもだいぶ慣れてきた。席は開始MC時にキャプテンがほぼ正面となる良席。スタッフの誘導等もかなり熟練しており全体にストレスなく楽しめた。私個人としては今回も村雲さんが舞台に上がっている間は彼女を中心に見ていたが、出演ユニットの「純情主義」では、深紅と黒のワンピースが美しく、ダンスは大きくかつ正確で舞台映えがする。MCの仕切りも安定感があった。今回は後半全体曲で彼女がキャプテンとペアになることが多く、キャプテンのいつもながら正確で指先まで計算され細かさとスピード感の両立したダンス、笑顔から哀愁を帯びた表情までの巧みな感情表現にも圧倒された。こちらはまさにアイドルとして円熟の域と言ってよいのでは。伸び盛りとベテラン二人の正統派アイドルを存分に楽しめ大満足の回だった。アンコールはゴールデンウィーク特別サービスということで1曲プラスの4曲で、うちメジャーデビューCDタイトル曲の「青春時計」、Type-Cカップリング「暗闇求む」の2曲は初見。私見だが「青春時計」は年度替わりでややお疲れ気味の勤め人、学生にターゲットを絞った曲か。赤一色のやや無国籍な衣裳とゆったりしたメロディーがおおげさに言えば曲名に反し時間を超越した癒しを提供してくれる。とはいえ劇場ではTシャツとジーンズのカジュアルなアンコール衣裳になってしまうのはやや残念だが、あの衣装は別の機会に拝見できるのを楽しみにしておこう。「暗闇求む」は曲イントロ部分で群青色にメンバーを浮き立たせた照明が美しかった。詩には特に地名は出てこないが地元民として新潟海岸の秋の夕暮れをうたったものと勝手に解釈し余韻に浸りつつ帰宅。