雑誌ASCIIの2012年CPUクーラー王座決定戦(http://ascii.jp/elem/000/000/769/769389/ )で高評価で値段も五千円弱(平成259月現在)とリーズナブルなThremaltake「Contac 39」(熱は冷ますが風邪薬ではありません)をアマゾンに注文、入手した。自分の技と知識ではマザーボードを外すのはさすがに不安なので、バックプレートは使わず付属の六角平頭ボルトを使い架台をマザーボードにねじ止めする方法とした。ボルトの頭が小さく適合するレンチの手持ちが無いのでペンチで慎重に締めた。架台の固定が変則なので密着性を確認するためヒートシンクの組み付け前にCPUにグリスを塗り、仮組み付けしてすぐはずし、そのグリスがシンクの底部に一様に付着することを見てからの本組付けとした。ヒートシンクとつなぐゴムピンが入りにくくファンの取り付けには若干苦労したが、なんとか成功しついに症状は完全に消失した。なお、装飾用LED青色ライト付きのファンはヒートシンクの両サイドに各1個、計2個付く仕様なのだが、マザーボードにはソケットが一つしか無く4ピンの二股コードが必要となるので1つだけを使っている。オーバークロックもしていない我がマシンには結果的にこれで十分で、Contacの潜在的な冷却能力はかなり高いようだ。ご参考までにこの3つのCPUクーラーを並べてみよう。
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(左から純正、ボルテックス、Contac)並べ方が雑で恐縮だが大きさの違いは一目瞭然で
Dellの純正品はあまりに貧弱である。ファンもボルテックスより一回り小さい。このレベルの冷却能力のものを夏は暑く、亜熱帯地域すらある日本で売るのはいささか無理があるのではないか。トラブル続きであきれられ買い換えの下取り、即廃棄となったマシンも多く、この世にパソコン墓場があるならば、そこは既にDellの死屍累々と思う。我がマシンは運良く症状が消え命を長らえることになったが、Contacのサイズがでかいためサイドパネルは閉まらなくなった。コメリにて汎用の金具(ツーバイフォー用のコの字形のリジットタイRTU2四個と六角ボルトM4×10一袋)を購入し、パネルを浮かせて4カ所を磁石(サンケーキコムの強力+両面30ミリ)で固定し取り付け写真のような状態に。
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通気も良く夜は青い光が漏れてロマンチックです(笑)。ケース自体の物理的な抵抗力は弱くなったので今後はかなり丁寧に扱わないといけない。サイドパネルに強い衝撃を与えると
CPUクーラー、 最悪の場合はCPU本体まで昇天しそうだ。ケース内のエアフローなどという概念は無視だ(そもそもケースに密閉性ゼロw)。しかしフリーズ等の心配が全くないこの快適さを知ってはもう元には戻れない。なお、今回は見た目は無視し完治を優先して冷却能力が高いContacを選んだが、一回りサイズが小さいCPUクーラーなら過熱を抑えつつサイドカバーを通常通り閉めることも可能になるかもしれない。Dellのパソコンに汎用CPUクーラーは付けられない、とするインターネットページも散見されるが少なくとも私の買ったものは二つとも附属の架台等だけで付けることができた(写真はボルテックスの架台をつけた状態)。
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