その前数日間の暖かさとうってかわっての寒さに見舞われた日曜日のお昼、予約していたNegiccoカフェに参加した。場所は前回Negiccoクリスマスファンタジーで迷いに迷った亀田のカフェアリナで二度目とあってすんなり到着。が、車を降りて昼の光でつらつら眺めるに、やはりこの店の車向け店名表示はわかりにくい。看板が一枚あるが車道に近く、向きも進行方向の真横なので、運転者が横目で読み取るのは至難の業だ。よく目立つカラオケ屋の一部であることを知らなければ昼間でも通り過ぎてしまいそう。いっそ店名を「カラオケバンバン奥スペシャルステージ」とでも変えては、などと無責任なことを考えつつ会場へ。前回と同様、各自セルフサービスで、ある程度料理を食した後Negiccoが登場してステージ開始かな、と思っていたところいきなり三人がステージに。しかも、な、な、なんと驚きの可愛いメイド姿で! 黒のブラウスとフレアスカートをベースに白いエプロンとやはり白のカチューシャが三人とも実によく似合う。秋葉原等を中心にいまや若者に怪しい人気のメイド服だが、Negiccoが着るとごく自然に高級レストランの上品な制服に見えてくる。以前ワンマンで歌われた「君といる街」を歌い演じ、引き続きカフェ新規開店にそなえる店員に扮した寸劇、おなじみアリナのシェフ氏を交えて三人の名を冠したオムライスメニューの紹介、Negiccoが各テーブルを駆け回ってのオーダー取り、配膳と続いた。Negiccoのウェイトレスとしての仕事も心がこもっていて、Negiccoカフェの名にふさわしい楽しいものだったと思う。私もMeguさんが近くを通るたびに甘い香水の香りにうっとり、ついでKAEDeさんから「カエデミグラスオムライス」を笑顔とともに受け取りまたまたうっとり、この時はたぶん鼻の下の長さが2倍に伸びていたと思う(当社比)。すっかり脳内お花畑状態となってしまい催促されるまで引き換えにチケットを渡すのを忘れたほどだった。カエデミグラスオムライスは柔らかめに仕上げたオムレットとリゾット風のライス、風味豊かなデミグラスソースが一体となって溶け合ったクリーミーなもので、大変おいしかった。つけあわせのハーブ風の野菜もしゃれており赤、黄、緑と彩りも良い。今回のカフェについて改善すべき点は料理を配る際、誰が何を頼んだか把握してなかったこと。メニューは三種類しかないからテーブル番号、席番とともにオーダーをメモしておけばいいだけの話しなのだが。もっともNegiccoから直接挽きたてのコーヒーと食事を手渡ししていただけるだけで十分すぎます。ほぼ満席のお客に一気に食事を出さねばならない厨房の忙しさは通常の営業形態と比べ相当大変だったに違いなくある程度仕方ないし、ソロステージが見れてかえって良かった面もあるが、お客全員に行き渡るにかなりの時間を要したこともちょっと改善の余地があるかも。あと実に細かいことだがせっかく事前にスプーンを配ったのに、皿にもスプーンがついていたのはどうだったか。ソロはMeguさんは私服のパジャマ(な、な、なんとショートパンツ)、KAEDeさんはベージュ系の宮廷衣装風サロペット?と照明によく光る髪飾り、Nao☆さんは華やかな模様のワンピースと個性的な装いでそれぞれお好みを2曲ずつ披露した。トリのNao☆さんは坂本真綾さんのアニメソング。その後三人ともいつものパニエと前面あわせ部分に光る飾り付きの黒のパーカーの組み合わせに着替え、おなじみの曲の数々を披露、最後は「圧倒的なスタイル」ラインダンスでNegiccoと会場が一体となり終了。このカフェは今後定期的に開催する予定とのこと、次回も楽しみだ。