毎年3月の最終土曜日に、当該年度のふりかえりと新年度に向けての抱負を考える材料として、全員参加の園内研修を実施します。

 

外部講師を招いたり、保育者が発表を担当したりと、毎年、異なる形式で行っていますが、今年は、私が講師とファシリテーターを兼ねて、コミュニケーション力をテーマに、リフレイミング、ノンバーバルコミュニケーション、リスペクトのコミュニケーションなどについて、講義と演習形式で行いました。また、ブレインストーミングによるアイデア創出、6 thinking hatsを使ったアイデア創出も行い、テーマについて考えを深めるとともに、話し合いの方法もみんなで学びました。いずれも大学の授業でも行っているものですが、事例のつくりかたや説明のしかたを現場に見合ったものにすることが研修の意義を高めると感じています。

小さな保育園であり、かつ保育者がコミュニケーションの大切さを理解しているため、日頃から保育について、保育者同士で対話がある方だと思いますが、それでも、なかなかお互いの考え方を共有する時間をゆっくり取ることは難しいと思います。

 

リフレイミングでは、大学の「コミュニケーション論」でも行っている”自分の短所を相手にリフレイミングしてもらう”というペアワークを行いました。自分では自分の短所と捉えていることも、他者から異なる視点を与えらえられることにより、良い面もあると認識できるワークなので、自己肯定感も高くなりますし、リフレイミングしてくれる相手の価値観や考え方を知る機会にもなります。新しい保育者も増えたので、お互いのことをよく知る機会としてもとても良かったようです。

私にとっても、職員の考え方やアイデアの出し方を見られる貴重な機会となりました。なにより楽しそうに参加してくれるのが嬉しかったです。

 

各プログラムの内容や参加の様子についてはあらためて(^^)