昨今のスポーツ業界、体幹トレーニングが注目されており、サッカーでも例外ではないと感じております。

今年で3年になるトレーナーですが、選手から体幹の鍛え方なるものの相談を受けることもあります。

但し、個人的には体幹は筋力ではなく、調節、コントロールできる能力が重要だと考えています。

そこでyoutubeにて様々な有名サッカー選手の動画を見てみるといくつか特徴がありました。

共通しているのは骨盤胸郭を別々に動かせることです。もちろんスポーツは体幹など意識しないので無意識に別々の調整が起きています。

今回はキック動作に着目しました。
大きく分けて2つのパターンが観察されました。
それはキックの瞬間に胸郭または骨盤を固定し、他方を動かすといった動きです。
基本的にはボールを蹴る方向に固定され、胸郭が固定される人は胸郭が蹴る方向に向き骨盤がバリエーションのある動きをします。骨盤が固定される人は骨盤が蹴る方向に向き胸郭がバリエーションのある動きをします。

①胸郭固定パターン
メッシ選手、中村憲剛選手などは直前に胸郭が蹴る方向に向く傾向があり、軸足の膝を抜くような動きが多いです。

②骨盤固定パターン
Cロナウド選手、中村俊輔選手、ロベルト・カルロス選手などは骨盤が蹴った方向にそのまま抜けていく傾向があり、軸足を突っ張るような動きが多いです。

自分や周囲の人に試している最中ですが、
①の人は上半身(胸郭)を固定して脚(骨盤)を動かすようなトレーニング、股関節のストレッチがオススメです。


②の人は脚(骨盤)を固定して上半身(胸郭)を動かすようなトレーニング、足首のストレッチがオススメです。


それぞれ写真はストレッチの例です。回旋の動き1つでもいろいろバリエーションが必要ということです。


まだまだこの見解は変わるかもしれませんが、特徴探し続けてアップデートします。
もちろん同じ動きをすると偏ってくるので、アップなどでは胸郭を動かすことと骨盤を動かすこと両方をやることで偏りを少なく出来ると考えます。

このtype分けは自分で自覚しにくいので今度はもう少し簡単に特徴をつかむ方法を考えようと思います。