ここ神戸にも、3度目の緊急事態宣言が出され、連休前後のレッスンは、振替えにしたり、オンラインにしたり、極力対面レッスンは減らす方向で調整しました。
そんな中、初レッスンのお約束をしていた年長さん。
体験レッスンからだいぶ日が経ってしまい、親子でずっと楽しみにしてくださっていたご様子。
ここでまた延期するのも忍びなくて、お互い感染対策には十分注意ながら、レッスンさせて頂く事にしました。
その初レッスンの日、自転車でこの急な坂道を、娘さんを乗せて、30分以上かけて来てくださったお母様。
有り難いやら申し訳ないやら…
そして初めてのレッスンスタートです。
ご本人はちょっと緊張気味。
先ずは、今まで弾いていた曲を一緒に弾いていると、何度か、
「あっ!間違えちゃった!」
と、とても心配そうな表情で止まってしまいます。
その度に、
「いいよ〜、まちがえてもぜんっぜんいいよ〜」
と声をかけながら進めていると、だんだんと表情もゆるんできて、安心してくれた様でした。
後半はだいぶ気持ちもリラックスした様子で、新しいテキストのイラストを指さしながら、
「あ、バナナ〜🍌!」
「タイコ!」
「これしってる〜!」
と楽しそうにお話ししてくれる様になりました。
音符の名前もたくさん覚えて、リズム打ちもバッチリ、上手にできました。
お母様には、これから使っていくテキストをお渡しし、その主旨を説明すると、
「バスティン、いいですね〜!」
と、とても興味深く聞いてくださいました。
今メインで使っているバスティンのテキストは、
いわゆる
【プレリーディング】で、
ピアノを始める導入期は、五線のない状態からスタートします。
音符が宙に浮いている状態です。
それがかえって、のちのち読譜が得意な子を育てます。
でも。
最初、私自身がそうであった様に、ピアノ経験者のお母様にとっては、ちょっと不思議がられるのでは…
と思い、なるべく丁寧に説明するようにしています。
すると皆さん、ご自身の時代にはなかったレッスンの進め方に
「すごく楽しそうですね❣️」
「(子供が)うらやましいです」
と共感してくださいます。
そしてその日の初レッスンは無事終わり、帰り道、とても喜んでくれていたそうで、お母様から嬉しいご報告を頂きました。
これからのレッスンが楽しみです。
どうぞよろしくお願い致します🥰

