待てない母と人見知りのムスメ | kona's simple life

kona's simple life

笑ったり泣いたり
喜んだり落ち込んだり
色んな気持ちがあって 幸せが積み重なる
そんな日々の徒然日記です

我が子とは言え、性格も考えも親と違うのは言うまでもなく

自分にある要素が必ずしも引き継がれるとは限らない

 

そんなことは、頭ではもちろん分かってはいるのだけど

もう少し頑張って欲しい、自分からやってみて欲しい

結果、おせっかいをやいてしまい

私はムスメと衝突しがち、の繰り返しあせる

 

あー何で私はこんなに忍耐力がないんだと思う今日この頃…

 

そもそも、私の辞書に「人見知り」という言葉はなく

自慢でもなんでもなく、誰とでもどんな時でも話せます

もちろん、誰とでも仲が良くなりたいわけではなく、

かと言って、苦手な人とも何事もないような態度を取りながら、

他愛のない話をするのも別に苦手ではなく

年齢を重ねたのもあり、バス停やスーパー、お出かけ先

どこでも誰とでもおしゃべりします笑い泣き

 

が、まぁムスメにはそれが皆無

お正月に、ばあばたちとレストランで食事をした際も、

大人に混じって子ども一人だったので、

スタッフの方が気を利かして話しかけてくれたんです

「何年生かな?身長大きい方?」と

まさに蚊の鳴くような声で「3年生…」と答えるのが精いっぱいで

後から、「知らない人に話しかけられて緊張した」と

これを世の中では接客と呼ぶのにガーン

 

小さい頃は、もう少し人が好きで寄って行った気もするけれど

最近では、自分から「自称 人見知り」を公言するようになって

 

初めてのおつかいも、5歳くらいで経験済なんですが

コロナもあって、あまり外出、1人で買い物もなくなり

経験値がなくなったせいか、全く行けなくなりました…

 

誰かにお礼を言う時の声も小さいし、

本人は言っていると言い張るけれど

聞こえていない、伝わらない、は言ったことにはならないよ

と、厳しめに注意することもショボーン

 

働くようになって、挨拶、ありがとう、ごめんなさい

これが言えないと、どんなに仕事を頑張っても、

その頑張りが評価されないこともあるんだよ!

と、つい先の話までしてしまったけれど、

それは腑に落ちたようで、ちょっとはマシになりキョロキョロ

 

前置きが長くなりましたが

実は、この春休みに、新たに挑戦した習い事があり

そこでも、人見知り爆発のムスメと待てない母が衝突ムキー

 

行った先はバク転教室(の話は、また後日したいです~)

4人という少人数制で、先生とマンツーマンのレッスンを

交代で、10分前後繰り返して行う内容なので、

必然的に待ち時間が発生します

 

その待ち時間に、それぞれができる自主練習を、

コーチと練習&アドバイスを受け、

空いたスペースで待ち時間に行う

というのがレッスンの流れなのですが

 

「この人前で練習する」というのがムスメにはハードルが高く

保護者との距離感も近いし、気持ちは分かるのですが、

限られた時間に、マットがあるところで練習をしないと、

本当に意味がない、時間がもったいないというのが正直なところ

 

ムスメの性格も分かっているし、その場でギャースカ言っても、

すぐに気持ちが変わらないのも分かってはいるものの、

すでにイライラする私

 

1回目の待ち時間では、結局コーチに言われた、

側転を3回だけもやってみて、というのが出来ずに自分の番に

 

コーチも優しく寄り添ってくれて、無理矢理な感じもなく

でも、練習を積み重ねないと、完成しないよ!と

もっともなことを何度も伝えてくれて…

 

にもかからず、2回目の待ち時間も、結局できなかったんです

「分かってるから…」「ちょっと待って」と本人も言うので、

本当に分かってはいるんだと思うけれど

体が動かないんですよね

 

マンツーマンの時は、さすがに嫌がりはせずに、

一生懸命話を聞いて、習得しようとする姿勢は見られるけれど

 

結局、この日は待機時間には何も出来ずにレッスン終了

本来なら、ムスメの話をまずは聞いてあげることがベストで、

私が機嫌を悪くしている場合ではないのだけど…

 

だって、自分でやりたいって言って

時間をかけて習いに行って

コーチも優しくて熱心で

他の子は待機時間も一生懸命で

 

って思うと、どう考えてもイライラしちゃいます!!

私はそこまで出来た人間ではないので!!

 

気まずい雰囲気のままお昼ご飯を済ませ、自宅に戻って、

「今日、楽しかったの?」と聞くと「楽しかった」と

 

泣きながら答えるし、どう見ても楽しそうじゃなかったので、

「何が楽しかったの?」

「楽しかったのに、何で自主練はでいないの?」

「本当はやりたくないんじゃないの?」

 

つい、解決を急ぐあまり、矢継ぎ早に聞いてしまう

これが一番ムスメにとって、困ることで出来ない事

それも分かってはいるのに、待てない母

文字だけ見ると、なかなかな親だなとも思います…反省

 

お互い落ち着いた雰囲気なら、

上手く言葉にでいない気持ちを代弁してあげるつもりで、

色々質問をして答えを導くこともできるけれど
 

さすがの私も、今日は待とう

時間がどれだけかかっても、言葉にしてもらおうと思い直し

 

何が楽しかったのかと自主練できなかった時の気持ちを、

落ち着いたら、話して欲しいとお願いしました

 

そして、1時間半経ち、ようやく泣き止んで

出てきた言葉は、

 

「コーチと練習してる時は楽しかった」

「楽しいよりも、人前が恥ずかしいが勝っちゃった」

 

そっか…

楽しい気持ちよりも、恥ずかしいが勝っちゃったのかショボーン

 

私にとっては、楽しいことに勝るものなんてないはず

正直、そんな気持ちでした

でも、ムスメは別人格

共感できなくても、理解してあげないといけなかったのに

出来ることからのスモールステップでもいいはずなのに、と反省

 

ムスメの気持ちが知れて、安心したこと

次からどうすればいいか、話合えるねということ

ママがいつも待てなくて、ごめんねという気持ちがあること

 

そんなことをムスメに伝えたところ、気持ちを切り替えてくれて

まずは家で自主練をし始めました

こういうところ、子どもの方が素直で柔軟ですね

 

その成果が多少なりともあり、次のレッスンでは、

コーチに「すごくいいね!良くなってる!」と言われ、

気を良くしたのか、自主練も少しずつ出来るようにおねがい

 

ムスメにとっては、初めての場所、初めてのコーチ、お友達

どれも慣れるのに時間がとてもかかる

普段の様子とはかけ離れているので、どうしてもできるよね?

と思ってしまいがち

でも、色んな側面があり、家の様子だけが全てではない

 

保育園で出来ることは、家では一生懸命にやって出来ること

 

と、保育園時代の先生によく言われた言葉でした

間もなく母業10年目、原点回帰しなければと思います

 

本当に、本当にまだまだです

子育ては一生かけた修行であり、

むしろ、親育てしてもらっていると、改めて思ったのでしたあせる