大学1年か2年のころ、コンサートスタッフのバイトをしていた時期がありました。
コンサートスタッフとは、ステージの設備(ライトやスピーカーなど)の設置や、楽屋口や会場内の警備をする仕事です。
静岡市民文化会館で杉山清貴さんのコンサートが行われたときのこと。僕は楽屋口の警備を担当しました。一般の人が楽屋に入らないように監視する役目です。コンサートが始まる前のこと。楽屋口の前に立っていたところ、すぐそばの自動ドアからさっとコンビニの袋を持ったおじさんが入って目の前を通って楽屋口に入っていきました。少しはにかんだ笑顔を残して。10秒くらいの短時間での出来事でした。
少し経ってから、「あれは、杉山さんだったんじゃないか?」と気づきました。サングラスをかけていない杉山さん。これは容易に気づくことは不可能です。楽屋口のなかからも「あれ、本人じゃないの?」という声が聞こえてきました。
超近距離で、目の前を通りすぎた杉山さん。そういえば、アロハっぽいシャツを着てたような・・・
杉山さん、好きです。