だいぶ時間が経ってしまいました。

仕事は結局辞める事を決心する。

やらない後悔よりやって後悔したかった。
このまま同じ仕事を続けるのも吝かではなかったが、きっと何十年後に、あの時にあんなチャンスがあったと思いそうであったのが、何よりの決め手であった。

新たな道が前に開かれていた。

話は戻り、
担当変更の挨拶に伺う日々。

好きなお客様がいれば、また逆も然りである。
最も苦痛なのは苦手なお客様への挨拶。

身構えていく。
怒られる、お小言を言われるかもしれない。

しかし、そういったお客様はほとんど、これまでの御礼や激励をくださる。

非常に心が動いたのを覚えている。

いつの間にか忘れていた感謝の気持ちが自分に芽生えていた。

もっとこの人達の為に出来ることはあったのではないか。自分が勝手な先入観を持っていただけではないか。自分に苦言を与えてくれたから、学んだ事も多い。

ただ、もう遅かった。

だから、次のステージからはこの気持ちを忘れずに努力をする。


そして10月、新しい職場にて新たなステージへ一歩。

ここからは自分の大きな挑戦である。
新たな章が始まる。