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血と砂 岡本喜八
一人喜八祭
隠れた名作です
軍の楽団部隊、それも戦闘未経験の少年で編成されている
その部隊が
百戦錬磨の隊長やはぐれ軍曹の指揮のもと
戦果をあげていく
そこに紅一点、隊長に惚れている従軍慰安婦
ニヒルな上官
すっとぼけた料理人
など、岡本組の面々が絡み
全編デキシーランドジャズが流れ
ジャズのリズムで戦い
明るいスポーツのように戦争が描かれる
しかし、戦闘が激しくなり、音楽は機関銃や爆弾の音に掻き消され全滅はまぬがれない
慰安婦の春さんにいきる喜びを教わり意気揚々と敵にむかう少年たち…
最後は春さんが「みんな、死んじまったよ」と呟き息たえ終わる
隊長三船敏郎に軍隊の因縁話が絡んでいたり
春さんが、明言されていないが韓国の人とわかり
伊藤雄之助と中国人捕虜とのつながりからのラスト
どのエピソードでも一つで映画を成立させられる
それを上手く整理し物語にする喜八の演出力
何よりも物凄い反戦映画に仕上げている芯の強さ
しっかりスクリーンで見て感動したんだよな
改めてみてまた感動
でも、なんでこんな題名にしたんだろう
内容とてんであってないよ
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#団令子
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