今回は設楽町・田峯の足袋

奥三河とは、新城市・設楽町・豊根村・東栄町
の辺りを呼ぶらしいです。

この地区では、平成28年9月30日(金)まで『奥三河・味のお遍路めぐり』というイベントをやっています。
詳細はHPでどうぞ

お遍路めぐりに目がない父さんは、最近コツコツはじめてます。

で今回は設楽町で五平餅セットを食べてきたわけですが、その途中にちょっとだけぶらぶらしてきました。


2014111313070000.jpg

2014111313140000.jpg

↑田峯観音パンフより
三河三観音の一つで、文明2年(1470年室町時代)に田峯城主菅沼定信の守護神として京都より勧請した十一面観世音菩薩を安置。

昔、田峯の村人の願いを叶え、夏に雪を降らせた霊験あらたかな観音さまだそうです。村人はその時の願掛け「田峯を助けてくれたら、村が三軒になるまで歌舞伎を奉納します。」を戦中戦後も守り、毎年2月12日に、田峯観音(谷高山 高勝寺)の境内にある舞台で、素人歌舞伎を演じている。律儀だよね。



2014111313140001.jpg

駐車場からの景色。なんかお屋敷が見える。
この観音さまに来る途中に、「田峯城」の案内があったので、そこにも行ってみよう。



2014111313400000.jpg

さっきのお屋敷が田峯城のようです。
入場料は大人210円ですが、なんと味のお遍路めぐりの朱印帳を見せると無料です。そして、「初めて来ました」と言うと受けつけの方が案内説明をしてくれます。
ここは『城』とはいうものの、先ほどの観音様と同年に築城ということで天守閣はなし武家屋敷を再現といった感じです。。各曲輪の遺構は残っていたようで、パンフレットには細かい説明が載っています。


2014111314040000.jpg

物見台 上ることができます。


2014111314030002.jpg

かなり急な階段っていうか梯子です。写真は上から見下ろした状態。あ、きりんの靴まで写ってますね汗毎回書きますが、この急な梯子は袴や着流しで登れるの?急いでたら躓くよね。

2014111314020000.jpg

物見台から見た山々
本丸南側は木々が生い茂っているのでわかりにくいですが、断崖絶壁ではるか眼下に寒狭川が見えます。天然の要塞ですね。写真右奥に見える山は、静岡の山だそうです。今川軍がすぐに攻めてきそうです。


2014111314030000.jpg

この背が平らに見える山は鞍掛山。ここからは馬に鞍を掛けたように見えますが、右側の先端部分を違う地区(大代地区)からだときれいな三角錐に見える山です。大代地区は千枚田でも有名だそうですよ。

2014111314030001.jpg

最後の一枚は、愛知県で一番高い山、茶臼山と萩太郎山です。その先は甲斐の国、田峯城主・菅沼定忠は長篠の合戦時、武田勝頼に従い出陣したそうです。武田の騎馬隊の力を信じてたんだろうな。まさか信長が鉄砲三千丁も持ってるとは思わなかったかも。

この五代目城主・菅沼定忠氏は、長篠の合戦に出陣中、親類と家老の乗っ取りにあい、ひどい目にあったとか。その後、謀反人を処刑するんだけど、田峯地区にはその時の処刑の地や首塚など史跡が多く残されています。またゆっくり来た~いほくほく

大山そして、奥三河は山・山・山・山の中。愛知県の山に紹介されている山がいっぱい。ちょっと興奮、登山気分が高まる。田峯観音の奥も笹頭山が鎮座してます。ぜーったい奥三河の山も登るぞーと決意した父さんです。