城址公園 足助城

国道153号線を飯田方面に進み、香嵐渓を通過し
『西町の信号』を右折。

しばらく車をはしらせると、落部の駐車場が見える。
駐車場で500円の料金を支払う。
では、ここに車を停めて、出発大山

パンフレットによると、駐車場から足助のお城まで約40分です。
もちろん、車でも行けますよ。

てくてく歩くのは久しぶりなので、スピードも遅いしすぐにへたばっちゃう。


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だいぶ登ったところで、謎の鳥居を発見。写真で分かりにくいかもしれないけど、
ずいぶん小さい鳥居です。きりんの膝下くらいのたかさかな。
道路の左右にあったので、『ここから山に入らないように』との戒めかも?


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まだまだ、紅葉には時間がかかりそう。

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ようやく着きました。
ここを曲がっても、まだ少し歩きます。
駐車場と料金所が見えてきました。

大人は300円です。

足助城は、標高301Mの真弓山の山頂を本丸にし、
四方に張り出した尾根を腰曲輪として利用した戦国時代の城です。

パンフレットやネット情報では諸説あるようですが、飯盛山城(香嵐渓にある山)
を本城に真弓山城(足助城)・臼木ヶ峯城・大観音城・城山城・成瀬城・黍生城の
6つの支城があり、これを足助七城と呼んだようです。

足助鈴木氏が城主として納めていたようです。1525年には松平清康が攻めてきた記録が
残っているそうなので、室町時代にはすでにこの地に城があったらしい。

さて、城というと名古屋城・犬山城・岐阜城といずれも立派な天守閣が印象的。
でも、ここ足助は違う
まずは、みてください。


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正面に見えるのは、南物見台です。

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次に西物見台。下は矢などを置く場所で、階段で上部に上がり四方を見張ったのでしょう。


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西物見台の先は西の丸があり、足助の町を見下ろすことができたようです。
今は、木々が生い茂りまったくみられません。


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本丸です。名古屋城でいうところの天守閣ですかね。かなり小さいです。
もう少し近くによってみます。


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1階に広間と上段の間。急な階段を上ると広間があり、かなり遠くまで見渡せます。
こんな感じ。


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たしかに信州と美濃への街道、岡崎・名古屋への街道を望むことができ、天下統一を目指す
この地域の武将たちにとって、京都を目指すのに必要な城だったかもしれませんね。

ほんとに小さな城なので、あっという間に見て回れます。
立派な観光地のお城を想像して行くと、ガッカリしてしまうかも。
復元に際して、以下の取り決め(一部抜粋)があったそうです。

事前に発掘調査を行い、建物跡を検出できた場合は、それに基づいて復元をする。
建物跡を検出できない場合は、絵図等が残されていないので、想定で復元する。
ただし、石摘みの白亜の天守閣はつくらない。



でもこれはこれで、いさぎよいですほくほく


さて、今回も観光の神様に会いました、イノシシに荒らされたところを修理していた地元の
ご老人です。この方が、足助城のことを色々教えてくださいました。

足助は城主以外の家臣のほとんどが、半農半士で武力の差があったものの、城の立地条件のよさから、敵が攻めてくる様子がわかるので、すぐに逃げることができ被害は少なかったそうです。

足助地区も松平地区も弓道が盛んですが、その原点は戦国時代にあるのかもしれません。


紅葉の見ごろは、11月の20日前後だそうです。
また、11月1日には『足助城無礼講祭り』が開催されます。
甲冑試着・とろろ飯・足助武将隊の行列などなど、出かけてみるのもいいかも父さん