地元のアマチュア交響楽団の定期演奏会を聴いてきた。
熱い演奏ではなくとにかく暑い演奏会だった。とにかくホール内が暑かった。ホワイエは冷房がけっこう効いていたが。
曲目は「プッチーニ没後100年によせて」ということで
●喜歌劇「天国と地獄」序曲/J. オッフェンバック
●歌劇「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
「愛の二重唱」/G. プッチーニ
●歌劇「トゥーランドット」より
「誰も寝てはならぬ」/G. プッチーニ
●交響曲第1番ハ短調 作品68/J.ブラームス
という具合であったが、プッチーニは声楽のソロと二重唱があったくらいでオペラではないので、プッチーニ没後100年によせてというプログラムのタイトルは無理があった。
メインはブラームスの交響曲第1番ではなかったのか。
演奏前の交響楽団代表の挨拶は興ざめだった(必要あるのか)。
プログラムの国会議員2名の挨拶も不要。
演奏中にスチルのカメラマンがホール内をウロウロ平気で移動するのもいただけない。
これは演奏会ではなくほぼ発表会である。
集客は5~6割ほどであったか。
田舎の演奏会あるあるでブラームスの各楽章毎に拍手が起きてしまっていたが、曲の途中でも拍手が起きたのは驚いた。
ブラームス一楽章のティンパニの連打はピッチが上ずっていた。
チェロやコントラバスなどのパートはピッチが揃っておりなかなか良かった。
4楽章のトロンボーンのコラールは1stトロンボーンが大きすぎた。本来アルトトロンボーンのところをテナートロンボーンで演奏していたせいか。その後のところのバストロンボーンは馬力不足。
トランペット奏者の一人が暑がりなのか、やたら汗を拭いていたのは見ていて気持ちの良いものではない。
アンコール曲のマスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」よりの間奏曲はなかなか良かった。このコンサートで一番良かったのでは。
演奏会の客は殆どが関係者の家族のようであった。
夏休みに小・中学生向けに無料コンサートでもやればよいかなと思った。