唐津くんち ■唐津くんち 11月2日~11月4日 唐津くんちは、佐賀県唐津市にある唐津神社の 秋季例大祭である。 長崎くんち(長崎県長崎市)や博多おくんち(福岡県福岡市)と 並ぶ日本三大くんちとされる。 16世紀の終わりに始まったと伝えられ、 江戸時代から明治時代にかけて製作・奉納された、 高さ7メートル余り、重さ2~5トン、朱や緑などの漆で 美しく化粧され金箔で仕上げられた極彩色豊な曳山を、 笛・太鼓・鐘の囃子にあわせた曳子たちの 揃いの法被姿に身を固めた 若者たち数百人が威勢よく 唐津市内の旧城下町を練り歩く。 祭り期間中の人出は延べ50万人を超える。 昭和33年に曳山14台が佐賀県の重要有形民俗文化財に、 昭和55年には「唐津くんちの曳山行事」が国の 重要無形民俗文化財に指定された。 2016年にはユネスコ無形文化遺産登録された「山・鉾・屋台行事」33の祭礼のひとつでもある。 豪華な漆の工芸品の曳山は、現代の制作費に換算すると 1~2億円に上るといわれる。 [曳山の種類と制作年代] 1番曳山 赤獅子(刀町)文政2年(1819年) 2番曳山 青獅子(中町)文政7年(1824年) 3番曳山 亀と浦島太郎(材木町)天保12年(1841年) 4番曳山 九郎判官源義経の兜(呉服町)天保15年(1844年) 5番曳山 鯛(魚屋町)弘化2年(1845年) 6番曳山 鳳凰丸(大石町)弘化3年(1846年) 7番曳山 飛龍(新町)弘化3年(1846年) 8番曳山 金獅子(本町)弘化4年(1847年) 9番曳山 武田信玄の兜(木綿町)元治元年(1864年) 10番曳山 上杉謙信の兜(平野町)明治2年(1869年) 11番曳山 酒呑童子と源頼光の兜(米屋町)明治2年(1869年) 12番曳山 珠取獅子(京町)明治8年(1875年) 13番曳山 鯱(水主町)明治9年(1876年) 14番曳山 七宝丸(江川町)明治9年(1876年) (曳山写真集) http://chikashi-kon.hatenablog.com/