先日ですね、サイエンスラボという場所へ行ってきました。
目的はこれ。
ビスマス結晶づくり不登校をきっかけに病院を受診してASDと診断がついたものの、偏食以外は感覚過敏らしきものはほぼ無く、外出も人ごみもOK。
母子分離不安は多少あるものの、お出かけは大好き。
(因みに母がいなくてもパパだけでも可。)
暑いからとずっと家にいると、普段から細い食がより一層細くなるので、暑い中思い切って出かけて来ました
ところで母子分離不安ってやっかいですよね。
こんな場所どうかなと思って色んな場所にチャレンジしてみても、なかなか母と離れることができずにグズグズクネクネ。
せっかく来たのに何も体験できずに終わるなんてこともザラ。
不登校の子の心の状態を、コップの水が溢れてしまった、という表現がされることもありますが、これって親も同じだなと思います。
溜たまるとプツンと心折れる瞬間があります
「せっかく〜したのに!」
という気持ちがあると、こちらもなかなか気持ちの立て直しがし辛い。
なので、最近は変に期待をせず、自分が楽しめることに息子を連れ回しています
そんな訳でサイエンスラボ。
元は学校だった場所を改装していると聞いていたので、勉強っぽい雰囲気だと兄太郎が警戒しそうだな〜と思ったのですが、変わった作りの学校?だったのか、よくある校舎っぽい雰囲気はなく、大丈夫でした。
入口に色々なワークショップで作れる見本が置いてあったので、
「これキレイじゃない?」
とビスマス結晶を見せて誘うと
「いいねやってみたい!」と。
思った以上に前のめり
ところでですね、兄太郎ってものすごい勉強嫌いなんです。できれば勉強と名のつくものはやりたくない。
学校での授業も断固拒否
興味の無いものを延々と黙って聞いているのが我慢できない。ストレス。そんな感じだったのかなと今は思います。
(授業でどちらかといえば好きだったのが算数と図工。一番嫌いだったのは道徳だそうです)
でも、知らないことを見聞きしたり、物の仕組みや現象の理由を教えて貰ったり、新しい知識を得ることは好きな様子。
なので、科学実験とか大好物なのでは?と思った訳です。
結果として、ものすごいヒットでした。
母子分離不安もなんのその。
実験室に入るとビスマスの見本がゴロゴロしてるので、ピューっと見に行く。
始まる前から実験の先生とあれこれ話す。
「白衣を着てアームカバーをしてね」
と指示を受け、さっさと着替える。
実験中も、
「おぉ〜!」
「えーそーなんだ!」
「なんでだろー?」
「すごいー!」
といいリアクション
余談ですが、母、昔々に教育実習をさせていただいたことがあり、教師側として一番困ったのは生徒からのリアクションが無いことだったので、リアクションがあるというのは教える側として助かるな〜とふと思ったのでした。
実験が終わった後は先生がビスマスについてクイズを出してくれたんですが、
「んー?なんだろう?」
「へー!」
「じゃあこういうこと?」
とずーっと喋っていました。
分離不安より興味関心の方が大きいと参加できるんだな
それと、兄太郎の様子を見ていて感じたのが、
思ったことを口に出したいし、気になったことをすぐ聞いてみたい。
そういうところも学校の授業がストレスになる一因だったのかなと思います。
受け身の座学は向かない。
でも自由に学習を進められるほど自立もしていない。
ある程度枠を決めてあげて、その中でちょっと頑張るのが今できる精一杯かなと思います。
因みに持ち帰れる結晶は50グラムまでで、それ以上になると追加料金になるそうです。
限界まで細かい破片の組み合わせを変えて、50.7グラムほどで持ち帰りOKを貰えてホクホク帰宅した息子でした