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移民生活再突入。

オランダでの移民生活7年半、一身上の都合でノルウェーに引っ越すことになりました。これからは引越しだのヴィザだの語学だので、盛りだくさんの生活が始まります。

語学コースに通ってはいても、専業主婦なので、基本的には家にいる毎日。
ダンナは仕事で忙しく、今のところ毎日帰宅するのは夜中前。主婦というよりほぼ独り暮らし状態である。

ダンナの仕事は早く帰れるときは4時半には退社できるような仕事なのに・・と思ったが、毎日毎日忙しい理由を聞いて納得。日本のように課の全員が自分の仕事で忙しいのではなく、家族の病気等で同じ課の他の同僚が皆しばらく仕事に来られないため、ダンナにもろもろの業務が全部降りかかってきたらしい。
オランダでは、病気等で来られない人の仕事は放置されるままという印象だったけど、ノルウェーだからなのかお役所だからなのか、放置はせず「チーム」で遅延がないよう進めていく方針だそうで。今度ダンナの友達で企業に勤めてる人達にも普通はどうなのか聞いてみよう。

病気も家族の入院もしょうがないけど、ずっと夜まで独りでいると、あれ私何しにノルウェーに引っ越してきたんだっけ、という気になる。オランダに居たほうがいろいろ自分で出来たし。せっかく晩御飯を作っても出来たては食べてもらえないし、そもそもこの一週間ほとんどしゃべってないぞ。帰ってくるのを待ってしゃべったところで、疲労困憊のダンナには私の話を聞くようなエネルギー残ってないし。

ということで、やっぱりどこに住んでいようがこういう状況に陥ると向かうのがショッピング。とうとうブルーレイプレーヤーを導入しました!!直前で欲が湧いて、シネマセットに変更。3DもOKのものだけど、メガネは2~3千円ぐらいx2人分だろうと踏んでいたところ1万円x2人分だというので(こんなにするのね。知らなかった)、普通に映画を観ています。

で、感想。買ったのはソニーのスピーカー5つ付シネマシステム、低価格帯のもので、この値段なら音自体にはそれほど感動しないだろうと覚悟していたけれども。
スピーカーの音を試したくて、設置して直ぐにクラシック(弦楽器)を聴いてみたら、しょんぼりするほどひらぺったい音だった。がっくし。気を取り直してゴスペルのシーンのある映画を見るも、さらに若干気持ちが落ちるような音で、アパートで夜映画を観たい私には許されない音量が対象なのか、そんなら私のミニコンポのちびちびスピーカーでよかったじゃん、と思うほど。
次に全く期待せずに普通のハリウッドラブコメディを観たら、これが意外にスピーカーに(?)はまっていました。これって得意分野ではがんばれるってこと??シネマシステムというからには戦闘物をターゲットに作られているのかもしれないけど(偏見か、単に昔友達の家のシネマシステムでグラディエーターを観てすごい!と思ったから)、そういう映画はあまり観ないし、街中コメディーを楽しめるだけでも買った甲斐があるわ~。
いろいろ設定を変更したら、クラシック系のももう少し楽しめるようになるのかな。今はエリック・クラプトンを聴いているけど、スピーカーついててよかった、という気分になっている。

語学コースの件。先日中国人をいじめていたフィリピン人の子としゃべっていたら、彼女が中国人だけでなく他のクラスメート達も攻撃する理由がわかった。彼女は家族が次々にノルウェーに移民しているらしく、自分の周りには自分の母国語を話す家族ばかりで、さらにその周りの人は既にノルウェー語マスター済という状況。みんな彼女には母国語でしか話しかけないそうで、ものすごい焦っているらしい。いやー家で勉強しなきゃいけない言葉をしゃべらない環境ってきついのよねー。すごいわかる。
ちなみにこないだ会話がほとんど成立しなかったトルコ人の子は、なんと中国語を勉強していたことがあるらしく、この数日話が通じないと筆談している。中国人の子は話しかけようとしたらおびえた目で見られたので、まだ話してない。私そんな怖いかな。こっちで筆談すべきか?

今まで独りで運転したのは駅までダンナを送迎したときだけだったけど、学校に行くようになってから、もうちょっと長い距離を運転するようになった。

やっぱり独りで運転するのって勉強になるわ。隣にダンナがいると、どのタイミングでギアチェンジするかとか、駐車、バック等全部教えてくれるので、全く考えないまま指示に従っていたけれど、独りだと「もう少し待ってからギアを下げればよかったか」とか「今のは後続車を待たせても無理しないで待ったほうがよかったか」とか、手加減が身についていくような気がする。車には無理をさせて申し訳ないけど。
スーパーの駐車場でも何度も仕切り直して脱出したりしているが(4WD率が高くて、普通のセダンでは両脇の見通しがなく出発するのが大変。もちろんいつも頭から突っ込んでます)、今のところ周りの皆様のご理解もあり(笑)、こすってません。あ、一度うちのアパートのごみ収集コンテナにバンパー当てたけど。

兄からメールがあり、自分の娘の運転で外出したと言っていた。これは親としてもうれしいことでしょう、と思いつつ読んでいたが、兄は自分の娘が「バックの方向がわからない」と驚いていたことに私もびっくり。いやー、私もそっくり同じ問題ありましたよ・・・。最初の頃、バックするときに、車のおしりがどっちに振れているかとっさにはわからず、「ハンドルを右に切ったらタイヤは右に傾くから、それが逆回転すると・・・」と考えてからじゃないと身動きが取れなかった。さすがに毎日バックで車庫出ししているので慣れたけど。これは遺伝でしょうか・・・?
どうやってあれだけ混んでいる東京のど真ん中で免許を取れたのか、本当に不明。縦列駐車とかもやった記憶があるんだけど、どうやって生き残ったのだろう、あんなに道路幅も狭いのに。瞬発力のみで生きているだけあって、その時はちゃんと出来ていたのか。通っていた時は楽しかった記憶しかない。

ノルウェーで今の時期に運転を再開したのはラッキーであった。道路幅が広いし、まだ雪もついていないし、それほどイライラしている人にも出くわさないので、穏やかに運転できるような気がする。
一点だけ、ラウンドアバウトが多いので、ギアチェンジの回数も多く、さらに相手の右折/左折方向指示を頼りにした結果、余計危険な目に遭うのが怖い。ダンプカー多いし。みなさん、方向指示機ってそれほど使わないものなのね。まっすぐ行くと思ったらいきなり曲がってきたり、左折する指示機を出したまま直進してきたり、怖いです。これが気にならなくなる頃は自分も適当になってるんだろうけど。

ちなみに本日のノルウェー語コース。
昨日は発音、リスニングでAとÅの違いを練習した後にディクテーションを行ったが、チェックされるべきAとÅの違いではなく、その単語に混ざっているRとLの違いで笑えるほど引っかかりまくった。RとLの呪縛から逃れられるのは来世なのでしょうか。ちなみにAはあぁ!の「あ」、Åはおぉ!の「お」で、そっちは日本人的には問題なし。逆にOを「お」と発音するとÅだと思われてしまう。
もう一つ、IとYの練習で全員ぐったり。「いー」と言ったまま口をとがらせると普通は「う」になるが、舌を意図的に上にキープすると「ちょっと訛った抗議の『えぇ~?』のような音」になる。音を一つずつ出せと言われれば出せるけど、単語や文章の中にこの音を盛り込まれて判断するのはもはや不可能。私の名前にも住所にもYが入ってなくて本当によかったわ。
11月28日から語学コース開始。
ヴィザが2か月で出ると思ったら、移民局フル審査コースに乗っけられてしまったので、あと4か月ほどは審査結果待ち状態になるらしい。
そのあいだぼーっとしていても精神的にもよろしくない。ということで、特別許可を戴いて他の移民の方々と一緒に移民コースに参加することになった次第。

学校は家から5~6キロほど離れているので自転車で行こうと思ったら「ノルウェーはオランダと違って坂が多いよ」「5~6キロでも凍結すると地獄だよ」と止められ、車で通学することになった。・・・路面凍結が始まったら、私は長ーい坂道で途中発進できるんだろうか。タイヤのテクノロジーに期待してるんですけど。

ということで昨日の初日。全部で20人ほどのクラスで、四分の一はパキスタン出身者である。次にフィリピン、タイが複数、あとはスーダン、コソボ、ボスニア、スロベニア、中国、インドネシア、イギリス、キューバ、ガーナ、トルコ、日本。先生はマイケル・ムーアを若くしたようなお兄ちゃんである。私が日本人だと言ったら「おおー」と言っていたので、日本人はレアらしい。

自己紹介で年齢から既婚未婚からパートナーの名前に子供の数まで、「え、顔もうろ覚えなのにこんなこと話すの?」と思うようなことを話し合い毒気を抜かれたが、びっくりしたのは平均年齢が高いこと。私は30代後半で皆よりも15~20歳は年上なんだろうなと覚悟して参加したけど、意外に30代ばかりのメンツであった。それに半分は男性で、女性もパートナーの名前はノルウェー人らしくない名前の人も多い。明らかにノルウェー人のパートナーらしい名前は、私のダンナを含めて3人だった。気がついてないだけでもう少し多いかもしれないけど。おお、これがほんとの「移民」ってやつか!とちょっと興奮。

オランダで移民コースを受けた2004年後半から2005年は移民局が一層移民審査を厳しくした頃であったので、クラスにいたのは高学歴ヨーロピアンの自主参加メンバーか、東南アジアか中東出身の若い嫁移民かどちらかであった。ほぼ女性だけのクラスだったせいか、雰囲気がよくも悪くも女子高のようで、さらに先生とクラスメートの不倫まであったため、細かい思い出は吹っ飛んでしまっていた。

で、授業を受けていて思い出したこと。あーこの「私いろいろ知ってるから」アピール、オランダでもあったわ~ということ。先生かレセプションから聞くべき情報を真偽の程は不明なまま得意気に垂れ流す子、いたいたこういうの。先生が他の子を指名しているのに勝手に回答する子、いたいたこういうの。何語が話せるかという質問に、恐らく挨拶ぐらいしか出来ないであろう言語まで「ちょっとしゃべれる」とぜーんぶ羅列する子、いたいたこういうの。もう皆いい歳なんだから動物のマウンティング行動みたいなのはやめようよと思いながらも、ちょっと面白い。
・・・今日は朝の出欠確認時、欠席している子の代わりに「いません」「来てません」と全部回答している子がいた。「子」っていっても30代も半ばだけど。20人もいるのに、こういうエネルギーってどこから出てくるのかね。恐れ入ります。

昨日、仲良くなれそうな子がいたらいいなと、後ろのトルコ人女性に話しかけた。が、彼女はフランス語かトルコ語しか話せないという。ノルウェー語と英語とフランス語を混ぜこぜにして、普通だったら3分で終わる会話を15分もかけ、今後仲良くなれるかなと期待したが、今日は欠席だった。がっくり。

中国人女性は、恐らくコミュニケーション自体が得意ではないようで、授業中20人が順番にロールプレイをしているのを見ていてもなお、何が行われているのか理解出来ていない。確かに他の生徒の数倍は彼女に時間がかかるのだけれど、それに腹を立てたフィリピン人女性二人が周りに聞こえるような声で「何もわかってないのよね」と言いながらノートでバン!と机を叩いたのにびっくり。いやーこういう人にはなりたくないですね。

とともに、本当に本当に本当に余計なお世話なんだけど、その中国人女性はノルウェーで幸せなのかも心配になった。なんとなく「エキゾチック専門」男性にアジアから連れて来られて数年でダメになる典型の匂いが。私もかつて、今から考えると珍しいもの好きなだけだったオランダ人と別れているので、他人事には思えない。
英語も話せなくて自分の母国語がマンダリンなのか広東語なのかも分からない世界観でどうやって国際結婚に至るのか不明だけど、もしかしたらだんなさん(ノルウェー人らしい)が中国語ぺらぺらなのかもしれないし。彼女が幸せでありますように。

ということで、明日も学校です。いくつになっても新しい人と会うと疲れるのを実感。昨日はぐっすり眠れました。