原田マハだからこそ描ける、芸術を題材とした小説の世界
こんにちは
松江の行政書士&ファイナンシャルプランナーの小室寿明です
今回ご紹介する本は、PHP文芸文庫刊原田マハ著の「風神雷神(上・下)」です。
「カフーを待ちわびて」「生きる僕ら」「マグダラ屋のマリア」「旅屋おかえり」など私の好きな作品をたくさん描いています
装丁の概要の記述には、「雷神と風神が結んだ数奇は縁とはー。織田信長の命を受け、天正遣欧少年使節と出立した宗達。苦難の航海を経て、一行はついにヨーロッパの地を踏んだ。そこで彼らを待ち受けていたのは、絢爛華麗な絵画の数々と高貴な人々、ローマ教皇との謁見、そして一人の天才絵師との出会いだった。なぞ多き琳派の祖・俵屋宗達とバロックの巨匠・カラヴァッジョ。芸術を愛する者たちの、時空を超えた魂の邂逅の物語、ここに完結」と記されています。
主人公は、安土桃山時代から江戸時代初期まで京都で活躍したとされる俵屋宗達。
その素性や生没年などが不詳とされる謎の絵師です
美術館のキュレーター(企画・管理を担う専門学芸員)を経て作家となった原田マハだからこそ描ける、芸術を題材とした小説の世界。
キリスト教の世界観も各所に散りばめられており、興味深く拝読しました。
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