最強の15%税軽減!
こんにちは
松江の行政書士&ファイナンシャルプランナーの小室寿明です😎
2017年1月から、公務員も確定拠出年金が利用できるようになりました。
公務員のあなたは、もう加入されましたか?今までに制度があった民間企業にお勤めのあなたは、もう加入しておられるでしょうか?
島根県職員連合でライフプランニング相談をしていると、この10数年の賃金減少の影響も加わって、年金給付額が目減りし続けている現状に愕然
公務員は、2012年に退職金も400万円以上削減されており、かつてのセカンドライフとはすっかり様変わりなのです
そこで、「自助努力」を促す仕組みとして国が導入したのが確定拠出年金、通称iDeCo(イデコ)です。
年金充実を声高に叫びたいところですが、少子化の動向を踏まえると、増税(消費税アップ)なしに年金を増やすのは難しいのが現実。
確定拠出年金は、取扱金融機関などが用意した金融商品からチョイスし、毎月積立型で退職後の資金を準備していく仕組み。
貯めるだけの「貯蓄」から、経済を動かす原資となる「投資」へとお金の流れを変えるための一つの手段でもあります。
メリットは、①積立時の拠出金が所得控除対象となる、②運用益も非課税、③給付時にも所得控除が適用されること。
特に、積立時の所得控除は、サラリーマンにとってこれまでにない優遇措置です。
例えば、財形年金で受けられる所得控除は上限4万円ですが、確定拠出年金の上限は27.6万円(公務員は14.4万円)にもなり、仮に、所得税率5%なら住民税10%と合わせた15%の税率で、4.14万円(公務員2.16万円)の税負担軽減となります(※別途0.5~0.6万円程度の運用管理費用が必要)。
言い換えると、定期預金で0.025%(100万円で1年間につく利子が250円!)というご時勢に、15%もの利子が付く最強の金融商品と言っても過言ではありません。
もちろん、投資商品であれば元本保証はないこと、60歳まで引き出せないなどのリスクも承知しておかなければなりません。
ちなみに、民間人の私は、昨年8月に加入し、毎月上限の2.3万円を積立て中。
リスクを避けて中国労金の定期預金を選択しましたが、「投資信託で長期投資に踏み出した方がよかったか」とも思うところ(年齢が年齢なので、長期投資は無理でした)。
いずれにしても、積立てで資産を増やしかつ税金のバックが受けられる仕組みは魅力的。
投資商品の選択には十分注意された上で、みなさまも確定拠出年金を検討されてはいかがでしょうか!?