▼衆議院予算委員会が今日スタートするのを受け、袖師・宍道湖岸で朝立ち。私(小室)から、「3ヶ月半も国会がなく、社会保障制度改革や原発汚染水、TPPなど大事な課題が置き去り。議論を回避する与党の姿勢は許されない!」と厳しく批判。

▼昼出雲空港で、東京から来県のシャンティ国際ボランティア会(SVA)のスタッフを出迎え。出雲そばで昼食後、山を分け入り乙立小学校へ。「世界で一番美しい村」の絵本で学習してきた3・4年生13人が、アフガン寺子屋プロジェクトの渡部通恵代表やSVAアフガニスタン事務所のワヒド・ザマニ副所長の報告を熱心に聴講。

▼「(美しい)パグマン村はどうなっていますか?」との質問にワヒド副所長は、「村はカブールから20キロ。タリバンに破壊されたが、今は復興し学校も建っている。自分もよくピクニックに行く美しい村だ」と報告。

▼夕方松江市の県職員会館で現地報告会(写真参照)。ワヒド副所長は、「01年当時アフガンに学校はほとんどなかったが、今や4500校が建設。一方、治安は年々悪化。来年大統領選挙があるが、アメリカ軍は撤退予定で混乱が予想される。カルザイ大統領は不人気で、タリバンの支配に戻る可能性もある」と厳しい見通し。

▼アフガン寺子屋プロジェクトでは、2002年設立以来のこの12年間に1400万円の募金をSVAに寄託し9校を建設。成果は着実にあがっていますが、内戦を克服し真の自立をつかめるのかは不透明。乙立小学校のこどもたちが歓迎で歌ってくれた「世界中のこどもたちが」の歌のように、こどもたちの笑顔あふれる世界になるためには、さらに努力が必要です。


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