▼参院選から1週間。民主党島根県連(和田章一郎代表)では7月29日(月)幹事会を開催。参院選総括に着手しました。選挙区では、支持したみどりの風の亀井亜紀子候補が11万票、自民党候補が20万票で大敗。比例選挙では、民主党は7名の当選に止まり、島根では昨年末の衆院選の比例得票6万7千票を4万8千票にまで減らす厳しい結果となりました。

▼参院選総括では、「連合と一枚岩になれず、産別の取り組みが出遅れ選挙ムードに欠けた」「選挙期間中の党の指示や情報提供が不十分だったのではないか。選挙区の敗戦は、亀井氏に大方の責任があるが…」「安来は選挙態勢ができず、遊説の支援のみの取り組みとなった」「産別が自主投票でやりにくかった。選挙区候補を持たない選挙は大変」「民主党への評価は厳しい。野党がバラバラでは自民党に対抗できない」「郵便局長会も比例の自民党候補を抱え動けなくなった。みんなが一歩引いた取り組みになった」「党や候補にバツがつく選挙はやりにくい」「海江田投手の訴えに覇気がない。ポスターも訴えに欠けた」「アベノミクスや改憲批判となり、民主党が何をしてくれるのかという訴えがなかった」など様々意見が出されました。

▼衆院選・都議選・参院選と3連敗となり、出直しに向けた取り組みの不十分さや組織・政策の見直しなどやらなければならない課題は山積。それでも、全国では、野党の得票合計は自民党を上回っており、自民党が盤石の支持を得たわけではないことも浮き彫りに。政権交代可能な政治の力をつくることを出発点とした民主党にとって、明確なもうひとつの選択肢を国民に発信する責務があり、多党乱立から政界再編も視野に入れた取り組みが不可欠です。

▼民主党県連では、全国幹事長会議の場などを通じて抜本的な出直しを党本部に求めるとともに、秋の浜田・安来の市議選や1年半後の県議選もにらんだ地域から出直しの取り組みを進めます。