●フォーワード(前へ)

 注目のアメリカ大統領選挙は、民主党現職・オバマ氏が大接戦を制し再選。「チェンジ」「イエス・ウィ・キャン」を掲げ、史上初の黒人大統領となって4年。「経済・雇用改善が不十分」との批判を受け、支持率が急落。共和党の富豪・ロムニー氏の猛追を受けましたが、国民は、もたつくリーダーに失望しながらも「フォーワード(前へ)」を選択。
ひるがえってわが日本は、「政権交代」の熱気で勝利した民主党政権が、「期待はずれ」との批判を受け立ち往生。自民党政権の「負の遺産」である借金、原発安全神話、格差社会を乗り越えるべく苦闘中。「幻想なき理想」をしっかりと掲げ直し、愚直に訴えることで「前へ」と歩みたいと思います。


★★★★★★★★★★★


 東京は晴れ。

 8時20分厚生労働部門会議。
 医療・介護の課題について厚生労働省から説明を受け私(小室)から、「子宮頸がんワクチン接種などH24年度中の法定化に伴い、基金措置より市町村負担増が懸念される」と指摘。医師・看護士・介護人材確保対策強化を要請。
 「扶養控除見直しに伴う市町村の税収増分の扱いも含め調整中。負担が増えないよう措置したい」と回答でした。

 9時県職連合の松田英二委員長から電話。
 財務省が企図する地方交付税削減による給与引き下げ圧力に「自治体は戦々恐々だ」とのこと。「樽床伸二総務大臣も含め全くその考えはない。我々も努力」とお伝え。

 9時30分成長戦略・経済対策PT。
 内閣府・財務省から、「▼日本再生戦略の重点3分野の前倒し、▼震災復興、防災・減災対策、▼規制改革・融資などの経済活性化策を柱に、今月中に経済対策を策定する」との説明。シャープの経営問題などもあり、機動的対応を求める声。

 13時30分江端貴子議員の差し替えで文部科学委員会(1時間)。
 大学設置許可問題で指摘を受けた田中真紀子大臣は、「入学定員減少で経営に問題がある法人もあり、認可基準の見直しが必要。年内に新たな基準をつくる」と答弁。
さらに詰め寄る質問に、「血も涙もある。3大学に対して無認可の処分を行ったものではない。チャンスはある」と踏み込みました(※その後、田中大臣は3大学認可の意向を表明。問題提起は正しかったと思いますが、朝令暮改では…)。

 14時30分宮崎岳志議員の差し替えで財務金融委員会(1時間)。
 城島光力財務大臣、日銀の白川方明総裁が、円高・デフレ克服へ共通認識で取り組む決意表明。

 16時30分総務委員長室で理事懇談会。明日9時から委員会を開き、一般質疑を行うことを確認。

 参議院に向かう途中、廊下で石橋通宏・相原久美子参議院議員にばったり。昨日・一昨日と大田・浜田での連合政策研修会に参加いただいたことにお礼。

 17時参議院講堂で綱領検討委員会。
 98年結党時に掲げた綱領である「私たちの基本理念」には「政権交代可能な政治勢力の結集」など野党的記述もあり、政権党の立ち位置を明確にする見直しに着手。来年1月定期党大会での決定をめざします。

 改正案について議員から、「『民主中道』の立ち位置を明確に」「めざす社会をシンプルに」「経済や外交・防衛の基本を明示すべき」「ポピュリズムでない決めるための民主主義尊重の明記を」「アジアの中の日本の視点を」など意見多々。来週改めて議論の予定です。