●経済と財政

 財務金融部門会議で、「デフレ脱却に向けた取り組み」について日銀の内田眞一企画局長からヒアリング。▼日銀の資産買入を91兆円規模に拡大、▼金融機関への貸出を3年0.1%で無制限に供給、
▼日本再生戦略に基づき規制・制度改革や予算・税制等を動員、「デフレを脱却し、物価安定の下での持続的成長に向け最大限努力」との日銀・政府で共通目標を初確認です。最後に蓮ほう参議院議員が、「特例公債法案が通らないと何が起こるの?」と質問。
内田局長は、「政府支出ができなくなり、国債発行ができなくなる」と回答。古本伸一郎座長は、「1600自治体の首長がみんな困っている。予測しがたい事態に陥らないよう、(知事会への働き掛け等)見える動きをしたい」と締めくくり。あの手この手と経済対策を打ちますが、その前提の財政がクラッシュしたら、経済も持ちません。

★★★★★★★★★★★

 東京は晴れ。洗濯物をベランダに干し出発。

 8時10分厚生労働部門会議。
 ▼社会保険診療報酬の所得計算特例の存続、▼同事業税の非課税措置存続、▼高額医療機器の特別償却措置延長、▼研究開発税制拡充、▼医療にかかる消費税課税等の税制改正要望についての審議状況を櫻井充厚生労働副大臣から聴取。

 継続の国民年金法改正案(1/2国庫負担、特例水準減額)、低年金者支援給付金支給法案などについて説明を受け、今国会での成立を期すことを確認。薬害を防ぐための議員立法による医薬品等監視委員会設置法案の要綱を確認。

 10時財務金融委員会で日銀・政府の共通目標についてヒアリング。さらに日銀の役割発揮を求める議員の意見多々。
 懸案の特例公債法案成立に全力を挙げることを確認。

 11時過ぎ、角ともこ県議が来室。全国幹事長・政策担当者会議に出席予定。
 来週来県いただく相原久美子参議院事務所などへあいさつにも。

 13時本会議。野田総理への代表質問が延々3時間。
 日本維新の会の松野頼久副代表は、「特例公債法案を政局にすべきではない。わが党は賛成する」と明言し、民主党席から拍手。以下、野田総理の主な答弁。

【金融円滑化法】
 来年3月の期限切れに向け、全国に相談窓口を設置。引き続き金融機関にも貸し付け条件の変更を促す。中小企業再生支援など事業再生の取り組みも徹底する。

【経済対策】
 切れ目のない対応が必要であり、遅くとも今月中に経済対策を決定。補正予算は、特例公債法案の動向を見定めてやる(※特例公債法案が決まらない現状で補正に言及はムリ)。

【原発ゼロ】
 原子力依存度が低いほど料金負担が増える。革新的エネルギー社会をつくるには、コスト等の課題があり、現実には十分な時間が必要。

【TPP】
 アジア・太平洋地域の高いレベルの経済連携が必要であり、日中韓・ASEANなどとともに包括的に推進。その際、医療保険制度や美しい農山村は守る。

 16時10分第一議員会館2F総務委員長室で小宮山洋子委員長と与党理事懇談会。
 松崎公昭・逢坂誠二・私・奥野総一郎の4名が民主党理事で、今後の委員会日程を調整。自民党も「決められない国会の原因は抵抗野党」との世論の批判を考慮してか、財務金融機委員会などの審議入りに同意の模様。総務委員会は来週火曜日開会をめざします。

 滑り込み羽田空港へ。18時発米子便で帰省(通算149往復)。雨が降り、寒くなりました。