●やるべきことを前に

 11月30日まで33日間の会期で第181国会が開会。赤字国債発行法案、衆参の選挙制度改革、「社会保障国民会議」の立ち上げなどの積み残しの課題、復興予算の使い方や腰折れ懸念のある経済対策も議論予定。しかし、参議院は野田総理の所信表明を認めず、しょっぱなからのせめぎあいで解散含みで推移。
一方、来年度予算編成に向けての陳情・要望活動は11月がピークで、先日溝口知事から「重点要望の日程を相談させて下さい」と話があったところ。やるべき政策を一つずつ前に進めます。

★★★★★★★★★★★

 松江は晴れ。
 新聞にある方の訃報。私(小室)が県議選初出馬の22年前、遊説責任者で指導いただいた方。明日の葬儀は国会のため参列できず。謹んでご冥福をお祈りします。

 9時05分米子発羽田便で上京(通算149往復目。

 11時45分院内で代議士会。
 安住淳幹事長代行は、「国会は生き物。日々変化するが、緊張感を持って決断し一つずつ乗り越えたい」と決意表明。
 惜敗した鹿児島3区補選について網屋信介県連代表が、「得票率は45%、無党派の60%の支持を受けた。全国からの支援に感謝」とお礼。保守王国での健闘に盛んな拍手。

 12時本会議。会期の決定、常任・特別委員長の指名。
 その後、東日本大震災復興特別委員会で末松義規委員長を選任。

 12時30分公務員連絡会主催の院内集会。
 藤川伸治地公部会事務局長が、地方自治体に勤務する70万人の臨時・非常勤職員の手当支給など処遇改善のための地方公務員法改正を提起。

 14時本会議。
 所信表明演説で野田佳彦総理は、「先送りを続ける『決められない政治』から脱却し、『決断する政治』を訴えてきた。全ての人が居場所と出番を見出だし、こどもも地方も働く人も元気を取り戻すことが原点。雇用を守り、格差をなくし、分厚い中間層に支えられた社会を取り戻す。原発に依存しないエネルギー・環境政策を確立したい」と前置き。

 『明日への責任』を果たすため、▼経済再生、▼被災地の復興と福島再生、▼社会保障の基盤確立、▼アジア・太平洋地域の平和と外交、▼政治・行政の信頼回復の5つを強調。
 「国民が願うのは、やるべきことをやり抜き、『明日への責任』を着実に果たす政治。特例公債法案を政治的な駆け引きの材料にする悪弊を断ち切ろう」と野党に呼びかけ。「目の前の課題に向き合い、政策本意で『明日への責任』を果たす政治文化を確立しよう」と訴えました。

 今日民主党の熊田篤嗣・水野智彦衆議院議員が離党届けを提出。与党議員の矜持(きょうじ)のない振る舞いは残念。厳しさ加速です。
 事務整理後、早めに失礼し、青山宿舎へ帰り掃除。

 18時地下鉄を乗り継ぎ四谷プラザエフで分権自治フォーラム。
 来年改選の相原久美子参議院議員を囲み全国の自治労都道府県本部から約200人が参加。島根からは、成相委員長、須田書記長、秋田書記次長が上京。青木真理子組織局長を交え懇談。

 自治労協力国会議員から、仙谷由人・逢坂誠二・藤田一枝・森本哲夫・稲見哲男・皆吉稲生衆議院議員、江崎孝参議院議員がお見え。代表して藤田団長が、「憲法改正や集団的自衛権の行使を許さず、原発に依存しない日本をつくるためにがんばりたい。近い内の解散・総選挙と来年の参院選への支援を」と訴えました。