●汽水環境を再生する

 角ともこ県議と湖北に入る途中、宍道湖岸に抹茶色のアオコ。「しじみも減っているし、何とかしなければ…」と会話。
昨日会った水環境の某専門家の分析を紹介。「下水道整備などが進み流入する窒素やリンの負荷量が減ったため、藻(も)の種類が代わった。宍道湖のこれまでの生態系にとっては望ましい環境ではない。また、水田に放置された稲藁(わら)が雨に流されて湖に流れ込み、分解されないセルロースが浮泥(ふでい)となって湖底を覆い、貧酸素化が進んでいる」との指摘。
「大事なのは、『淡水化して飲める水にする』との前提でつくられてきた湖沼水質保全計画を見直すこと。生物・生態系にとって望ましい汽水環境をどう再生するかだ」という認識で一致でした。


★★★★★★★★★★★


 松江は晴れ。

 7時20分松江市役所ポンプ場横で朝立ち(通算1042回)。
 私(小室)は、斐伊川(宍道湖)の生物資源が再生産する水環境改善の必要性、赤字国債発行法案・選挙制度改革法案の早期成立、「脱原子力依存」のエネルギー政策について訴え。「来週29日から臨時国会が始まるが、やるべきことを一つずつ乗り越え、条件が整えば国民に信を問う時期がくる」とお話。

 9時嫁島に県農業共済組合連合会の上田敏宏参事、清水晃総務部長が来所。
 来年度政府予算での今年度並の予算確保の要望があり、「戸別所得補償とリンクして農業者を支える仕組みであり、理解している」とお応え。

 一方、共済役員は、東部が浅野俊雄、石見が大屋俊弘、石西が宮隅啓と現・元県議が会長に名を連ね、「補助金を受ける団体の役職への政治家の兼務制限」の趣旨から問題あり。全国ではどんどん辞めるのに島根は変化なし。残念です。

 10時角県議と合流し市内あいさつに。秋鹿・長江・古江・鹿島・生馬・比津と回り、天気もよいせいか、不在の方もたくさん。

◎口々に「大変だね~」と声がけいただき、「自民党に戻しても仕方ないですよ」とお話すると、「それはそうだね~」とあいづち。政権与党・民主党がしっかりするしかありません。

 昼はてまりで野菜ちゃんぽん。

 午後も引き続きあいさつ回り。
 うぐいす台・奥谷・西川津・持田・四季が丘・大海崎・朝酌・西尾・南田・内中原・外中原・南平台・国屋など。

◎法吉~春日~黒田と流れる中川の改修事業がようやく動き出すようで、あるお宅は今年度用地買収予定。長年の懸案事項ですが、ゲリラ豪雨の度に浸水では大変です。

◎「自民党に政権が返らんようにがんばってもらわんと」とある奥さん。長年の自民党政治で生まれた悪弊を打ち破るには未だし。時間がかかることを理解されている方はわずかです。

◎角県議は奥さん、私はご主人が知りあいのお宅で3時のお茶。1歳のお孫さんのお守りでてんやわんやの様子。昔の職場の話などであれこれ。

◎郊外では、あちこち野焼きの煙。最近やかましくなってきましたが、冬を控えた農村では当たり前の姿。こどもの頃、私も畦を焼く野焼きを父とやったものです。

◎南田町の「タロ」で久しぶりにパンをゲット。角県議もお買い求め。近くにオシャレなレストランもでき人気。知る人ぞ知るです。

 17時嫁島事務所着で角県議切り離し。日が暮れるのが早くなり陽が落ち始め、宍道湖の上空は黄金色。今日は早めの店終いとなりました。