●EUの苦悩

  今年のノーベル平和賞はEU(ヨーロッパ連合)に。第二次世界大戦後の長い冷戦が終わりベルリンの壁が崩壊。領土を奪い、奪われた長い歴史を持つフランス・ドイツ・ベルギー3国の国境に位置するマーストリヒトにヨーロッパ各国の首脳が集まったのが1992年。「二度と互いに戦争はしない。国の違いを乗り越え統合を果たす」と条約を締結。
翌年通貨ユーロによる経済統合に踏み出しました。20年が経った今は27ヵ国が参加。相互依存が深まり、もう国境紛争はありませんが、ギリシャ・スペインなどの財政危機が、国債を買う他の国の信用不安にも波及する事態。他国を助けるためにどれだけ身を切る負担ができるのか、ジレンマに苦悩しています。

★★★★★★★★★★★

  松江は晴れ。

  9時15分嫁島事務所を出て市内あいさつ。 留守宅が多い中、「少しやせました?身体に気をつけがんばって下さい」とねぎらいいただく方やエレクトーン教室で妻と同じ生徒の方もいらっしゃいました。

  11時浜乃木の県学校事務職員労働組合で執行委員会に出席。 私(小室)から、若干政局動向を報告。約20名の若い役員のみなさんから、教員免許の更新、公務員制度改革、地域医療、竹島、限界集落問題など質問・意見があり、1時間余り懇談。

  13時ホテル一畑で松江市職員ユニオン定期大会。 午前中の大会で津森公委員長が退任し、田村祐二新委員長に。小川正幸副市長、角ともこ県議・川井弘光松江市議など交え、執行部勢揃いで賑やかなレセプション。
  私(小室)から、「ユニオン始め角幹事長、川井副幹事長には党の要役でお世話になっている」とお礼。 「地方と生活を立て直す公約は着実に前進。しかし、ねじれの政局、党内ゴタゴタで不信を招いた」とお詫び。「自民党の政権復帰で時計の針を逆戻りさせてはならない」と訴え。

 15時再び市内あいさつへ。 「期待してます。がんばって下さい!」と庭の手入れ中の若いご夫妻。ありがとうございます。
  あるご主人は、「八ッ場ダムも整備新幹線も約束違反だ!」と叱責。私は、「地元の意見を踏まえた判断。川辺川ダムなど全国的に相当数のダムは止めた。公共事業予算を3割減らした中で事業の重点化・効率化を図っている点は理解いただきたい」とお願い。
  「原発はどうなるんだ!」と心配の声。私は、「40年運転規制を厳格に適用。運転は、規制委員会が安全確認し地元の合意を得る手順となる」とお話。
 「県も市も議会も金欲しさの原発推進。期待できない」と反論があり、「以前は確かにそう。しかし、今どうかはこれからの問題。民意の判断は重い。確かなのは、自民党政権なら全て元に戻るということ」とお話。
  さまざま声をいただきながら夕暮れまで歩き、今日は12153歩、約10キロで終了。対話してわかりあうこともたくさん。

  18時30分労働会館で全日通労働組合の役員会。 私から、約20分間国会報告を含めあいさつ。「今必要なのは、失われた20年を反省し、働くことを軸とした安心社会をつくること」と提起。
 「政権与党として、山陰道・浜田港整備、地方財政、医療、過疎法などに取り組み、島根の課題は着実に前進。運輸事業振興助成法も成立。交通基本法成立に努力したい」と報告。近い内にある総選挙への支援を訴え。