●無料パス廃止

 今日上京。9月末で議員特権として批判があった日本民間鉄道協会の『鉄道・軌道乗車証(いわゆる国会議員無料パス)』が廃止となり、羽田空港から浜松町までモノレールで470円を支払い(そこからはタクシー。これは元々自腹)。
負担増は、年50回上京として約5万円。青山宿舎から国会通勤が年200日として、往復320円で約6万円。合計11万円程度となる計算。720人の国会議員全体では、頻繁に地下鉄などを利用する首都圏議員を考慮すると1億円弱程度で、その分民鉄の収入が増えることに。
元来国庫負担のない民鉄の便宜供与であり国の財政には関わりませんが、身を切る姿勢の一つです。なお、私たち庶民派は地下鉄利用が専らですが、自民党議員などは黒塗りの車での移動がステータス。痛みは我々の方が大きいのかも知れません。

★★★★★★★★★★★

 松江は曇り空。本庄から中海を望むと朝焼けの太陽がぽっかり。八雲立つ、の風情です。
  7時15分米子発羽田便で上京(通算147往復目)。

 9時20分議員会館事務所へ。 先月の終わり、全国腎臓病協議会と国土交通省の室井邦彦大臣政務官に面談要望以来2週間振りの国会となりました。
  不在の間、樽床伸二総務大臣・田中慶秋法務大臣・笠浩史文部科学副大臣・山花郁夫法務副大臣などが就任あいさつに来られたよう。 溜まった書類を整理。

 11時中国ブロック議員団会議。 鳥取県の川上義博参議院議員がブロック選出の民主党常任幹事を務めていましたが、任期切れと首相補佐官任命に伴い、島根県の順番に。私(小室)から、「16名ブロックの議員がいるが、一人の島根は荷が重い」と辞退。山口の平岡秀夫議員の常任幹事選出を確認しました。
  会議に出ておられた三谷光男首相補佐官に、財務大臣政務官退任を慰労し補佐官就任をお祝い。「地元に帰れないんだよ~」とぼやきでした。

  午後事務所に篭り、全国の都道府県・市町村などからの陳情・要望案件を処理。 私は、輿石東幹事長の下で国土交通省担当の幹事長補佐を務めており、もう一人の担当の石津政雄幹事長補佐が総務大臣政務官に就任。なので、やむなく私が一人での処理。
  約3時間かけ、北海道・秋田・山形・栃木・茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川・富山・福井・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・大阪・兵庫・岡山・広島・香川・愛媛・佐賀・長崎・鹿児島など全国各都道府県・市町村や関西広域連合、中部経済連合会、四国知事会など383団体からの要望書とにらめっこ(※島根はなしでした)。
 道路が圧倒的で河川・下水道整備、太平洋側での津波対策など。段ボール箱一杯の書類であり、既に石津補佐が処理済みのもう一箱と合わせ、後日(大塚秘書が)国土交通省にゴロゴロに載せ届けます。

  途中14時自治労現業評議会の鹿嶋宏治議長らが来室。地方公務員法の「単純労務規定」の改正などの要請。浜田市からもお見えでした。

  日帰りで帰る予定でしたが、明日午前中党関係の用務が急遽入り足止めに。早めに店終いし、久しぶりに青山宿舎泊となりました。

 不在の島根では今日、「民主政策・予算チーム」による団体要望ヒアリング3日目。トラック協会・町村会・森林組合連合会・中国治水期成同盟会が終わり、通算168団体となっています。