●4千人の介護難民

 社会福祉7団体との意見交換会で県社会福祉協議会の細木裕二常務理事は、「利用者のニーズに応えるため、現場ではインフォーマルなサービスを提供しているが、それをフォーマルな制度にする努力が必要」と前置きした上で、「総合的な権利擁護センターの設置」「介護人材確保ビジョン策定」を提起。
「10年先の島根は、介護認定者が9千人増える一方、3万人の労働力人口が減少し4千人の介護難民が生まれる」と予想。その他現場発の様々な課題の提起があり、重く受け止めました。

★★★★★★★★★★★

 松江は晴れ。

 7時15分くにびき大橋南詰めで朝立ち(通算1010回)。
 私(小室)から、「年末の予算編成に向けた各種団体との意見交換会をスタート。政権の政策・予算に島根の声を生かすためがんばる」と報告。議員研修で来られた西ノ島町議の●●さんが立ち寄られ、「がんばって下さいよ!」と激励。

 9時ホテル宍道湖で県社会福祉協議会など7団体と民主政策・予算チーム(小室・和田・角・はくいし・岩田・川井・勝部・大谷・石田)との意見交換会。
 私から、来年度の厚生労働省予算概算要求について説明後意見交換。

 社会福祉協議会・身体障がい者団体連合会・老人施設経営者協議会などから、■総合支援法のさらなる改正、■原子力災害時の避難支援、■中山間地域の買物支援、■県段階での福祉医療拡充、■高齢障がい者の支援など様々課題提起。

 角県議は「課題は認識している。努力する」、和田県議は「宅配事業車への県補助活用を」、はくいし県議は「地域カルテで集落支援に取り組みつつある」など県の取り組み報告。約2時間熱心な意見交換でした。

 11時県木材協会との意見交換会。
 木造住宅をポイントで支援する地域材活用促進支援事業55億円などの概算要求を説明し意見交換。業界の厳しい現状を踏まえ、木造住宅支援策や製材業支援などあれこれ意見交換。

 12時須山・平谷県議も駆け付け、「2013政策・予算チーム」設立総会。
 設置要項・メンバーを確認し、6月の県連要望に対する措置状況報告。農地・水管理支払予算の増額要求、竹島の領土権確立に向けた対策費10億円を外務省が概算要求などの成果。

 13時県石油商業組合との意見交換会(164団体)。珍部県議が加わり、角県議が退席。
 土田好明会長、石油政治連盟の石川武会長などから、「政権交代後の業界支援に感謝。離島のガソリン値下げは今年5ヵ月間で3219万円」と感謝の上で、「燃料課税ばかりが重く、中山間地域のSSが撤退せざるを得ない」と政策支援を要請。地下タンク補助の継続や消費税引き上げに伴う二重課税撤廃など強い要望。

 15時嫁島事務所を出て平田へ。9事業所を駆け足で回り、市内45軒をあいさつ回り。

 18時30分平田地区の国政報告会。
 連合の岩田学会長は、 「民主党政権を支え衆参選挙を戦う」と提起。珍部芳裕県議は、「島根のために汗をかき働く議員は誰なのかで選んで欲しい」と激励。

 私から、「マニフェストでは、3年間で約32兆円の財源捻出目標を掲げ約21兆円を実現。7割は前進したが、埋蔵金の枯渇、東日本大震災などの厳しい現状に直面している」と報告。「一致結束して政局にあたる与党としての覚悟が欠けていた」とお詫び。
 「再び安倍総裁に先祖返りした自民党には負けられない」と訴え。