●覚悟と説明責任

 国政報告会で私(小室)は、「マニフェストは前進したが、ねじれ国会と党内のゴタゴタで失望を招いた。政局に走る自民党の姿勢は問題だが、それ以上に、政権を担う覚悟と説明責任を民主党は自覚しなければならない」とお詫び。
「危機的な日本の財政、世界一のスピードで進む少子・高齢化、新興国の台頭と先進国の経済不安という現状を直視し、苦しいけれどもみんなで支え合う仕組みが必要」と社会保障・税一体改革に理解を訴え。「『働くことを軸とする安心社会』をつくるためがんばりたい」と次期衆院選に向けた決意を訴えました。


★★★★★★★★★★★


 松江は晴れ。

 7時15分松江市役所ポンプ場横で朝立ち(通算1007回)。
 私は、「昨日原子力規制委員会で防災区域見直し案が示された。EPZ(緊急時計画区域)10キロをUPZ(緊急防護措置区域)30キロに拡大。PAZ(即時避難区域)5キロ圏は直ちに避難する。実効性のある防災計画をつくり訓練を行う」と報告。

 また、社会保障・税一体改革に触れ、「自民党は自立・自助を強調、民主党は公助の役割を大事にしている。一体改革では、貧困・格差是正のため低年金者の加算や受給資格を得るための期間の短縮、低所得者の国保保険料軽減を盛り込んだ。新しい高齢者医療や年金制度は、国民会議で議論し合意形成を図る」と報告。

 9時25分嫁島事務所を出てあいさつ回り。

◎大和ハウスで香山嘉和店長に面談。「住宅金融支援機構のフラット35を奨めているが、若い民間の方はボーナス返済は組めない。ゼロエネルギー住宅の宣伝もしているが、価格優先だ」と厳しい経済動向。

◎春日の木のこもれび館でお茶をいただき、木材関係者とお話。「県産材補助は島根が30万円、鳥取は80万円。製材業者が力がないし、メーカーも安い県外材を使っている」と島根の林業支援策に苦言。

◎ある社長さんは、「これまでのツケを民主党が払っているのに、自民党が足を引っ張るのはおかしい」とキッパリ。「それにしても、まとまれない民主党もだらしない」とバッサリ。

 島大前でラーメンで昼食後、午後も引き続きあいさつ回り。

◎県議時代からお世話になっていた会社の奥さんに久しぶりにお会い。「大変ですね~」と心配いただきました。

◎ある社長は、「米の集荷率が下がった全農が、前渡し金を引き上げ米市場が混乱」と苦言。農政の古い体質なのでしょうか?

 夕方まで回り、今日は53事業所を駆け足。「ふ~」でした。

 18時30分くにびきメッセ国際会議場で国政報告会。約300人が参加。
 主催の連合島根の岩田学会長は、「政権交代後政府との対話が増え、政策を実現してきた。引き続き民主党政権を支え取り組む」とあいさつ。

 私から約35分国政報告。
 マニフェストの実施状況では、「ムダの削減、子育て・教育、年金・医療、地域主権など前進。雇用・経済では、中小企業の法人税率引き下げ、雇用保険の適用拡大、求職支援制度の法制化、最低賃金の引き上げなどが実現」と報告。

 今後の政局では、「正直見通せないが、赤字国債発行法案、選挙制度改革法案を成立させ、その後に国民の信を問う場面が来る」とお話。
 最後に、連合松江地協の津森公議長の音頭でガンバロー三唱で散会となりました。