●日本を取り戻す

 「日本を取り戻す」が自民党の新しいキャッチフレーズ。新興国の追い上げと少子・高齢化で経済成長が止まり、対米国(沖縄・オスプレイ)・対ロシア(北方領土)・対中国(尖閣)・対韓国(竹島)と外交問題に直面する苦難の時。「日本『の誇り』を、取り戻す」という意味が込められているようですが、安倍新総裁の「ジャパン・アズ・NO1」の国粋主義で道が開かれるとも思えません。
「日本を『自民党の手に』取り戻す」という意味なら余りにも直裁。09年政権交代がなぜ起きたのかの反省がないままでは、単に権力闘争の「政局」を繰り返すだけ。その対局にあるのは、私たち民主党が掲げた「地方と生活を立て直す」との初心です。


★★★★★★★★★★★


 松江は晴れ。

 7時20分くにびき大橋南詰めで朝立ち(通算1002回)。
 私(小室)から、「自民党総裁選は、新自由主義へ時計の針を逆戻りさせた感。与野党ともに政局の政治を反省し、熟議の政治をつくり出すべき」と訴え。

 9時10分嫁島事務所を出て東朝日町方面にあいさつ回り。

 10時松江テルサで自治労県本部定期大会。
 成相善朗委員長は、「忘れてはならないことがある」として東日本大震災・福島原発事故、小泉構造改革で切り捨てられた国民生活を指摘。民主党に「政権交代の原点に立った出直し」を求め、衆参選挙戦に向けては、「組織内の相原久美子参議院議員、小室寿明衆議院議員の必勝に向けて取り組む」と提起。

 組織内議員報告で和田章一郎県議は、「政権交代は、戦後60数年の一党支配政治を打ち破るもの。改革には時間がかかるが、後戻りするわけにはいかない」とし、「小室議員は、愚直に汗をかいき島根のためにがんばっている。次期総選挙に向け、自治労一丸となり支えて欲しい」と訴え。

 嶋田豊昭安来市議、細田実雲南市議、三浦一雄浜田市議などお見えで、私(小室)も含め紹介。
 大会を中座し、県連事務所で弁当の食事。

 12時山陰中央新報の尾添大介記者が新任の松本直也記者を連れあいさつに来所。
 「先祖返りでは!」との自民党に対する巷の反応や今後が課題の島根原発問題であれこれ。

 午後引き続き、朝日・東津田・古志原・山代・矢田・馬潟・竹矢・西津田・上乃木・浜乃木・嫁島と事業所あいさつ。以下いただいた声と私の考え。

▼住宅エコポイントを継続して対応するよう内閣府の和田大臣政務官に要請した。
⇒住宅は経済波及効果が高く、再生戦略にも位置づけている。木材利用ポイントも概算要求している。がんばりたい。

▼地価が下がり続け、住宅や土地が動きにくい。持っている人がさらに資産を増やし、貧富の格差が広がっている。

▼選挙は(公債特例法案・選挙制度改革法案など)懸案を片付けてからだわね。
⇒自民党総裁が決まったので、党首会談を行って対応を見極めたい。

▼自民党の総裁にはがっかりだった。民意と違う選択をするとは…。

▼大手のメーカーが手数料や広告費付きで(アパートなどの)入居者を埋めようとしている。こどもたちが結婚しないことも問題。

▼建築関係はたたき合いで厳しい。設計単価のデフレスパイラルを止められないか。

▼「もう政党で選ぶのはどうか」と言っている。しっかり政治家を見極めないと…。

 夕暮れ時まで歩き、今日は46事業所で終了でした。