●自らの立ち位置

 マニフェストの「たたき台」について大塚耕平参議院議員は、「政権交代で多くの分野で新しい芽が出た一方、考えどおり進んでいないこともある。内外の環境変化や時代の流れに的確・柔軟に対応できる日本の体質改善を進める」とし、
◆人を大切にする社会(子育て支援・生涯現役・人財重視)、◆エネルギー革命(グリーン改革・脱原発依存)、◆新しい成長(成長戦略・デフレ克服)、◆国のかたち(地域主権・統治機構改革)、◆自立した国家(外交・防衛推進)の5本柱を提起。
議員からは、「マニフェストの意義の再確認を」「自民党や維新の会との差別化を」「個別政策ではなく、民主党が何をする政党なのかの根っこを示すべき」「政治は生き物。震災・原発事故やEU危機で世界が変わった」など様々意見。自らの立ち位置を確認する取り組みでもあります。


★★★★★★★★★★★


 東京は晴れ。

 8時30分社会保障・税一体改革調査会。
 マイナンバー法案の自民党・公明党修正案の説明。政府案と大差なく、取り扱いを大久保潔座長に一任。

 9時15分地方自治検討WT。
 都道府県議会の選挙区を原則市町村単位とする公職選挙法改正で、「選挙区設定では、多様な民意が反映されるよう『十分』配慮するとともに、行政区画、衆議院小選挙区等の事情を総合的に考慮し合理的に行わなければならない」との修正案(『』部分)が示され議論。

 私(小室)から、「前回提起した第三者機関設置がない。メリット・デメリットを明記し党県連の意見を聴いた上で政治改革推進本部で議論を」と要請。県連意見聴取を行うことでまとめ。
 隣の席の吉川沙織・難波奨二参議院議員が、「一人区が増えたら民主党は全滅だ」と疑問の声。

 10時吉川政重・網屋信介・斎木武志議員が五月雨で来室。代表選であれこれ。電話も入りますが、静かに告示を待ちたいと思います。

 11時厚生労働省の担当者6名が来室。安来市の担当者からいただいていた課題でヒアリング。
 ▼国保・健保間の切り替時の返納金対応は「前向き検討」、▼未支給年金請求の生計同一証明の届け出様式改善は「対応」、▼その他は法律や政令改正が必要で「困難」の回答。引き続き双方向で課題解決に努めます。

 15時経済財政・社会調査会(開会前「日本再生戦略」の講演で来県の大塚議員にお礼)。
 マニフェスト「たたき台」を大塚議員が提起。09マニフェストでは、3年間で30兆円の財源確保を掲げ20兆円を確保、9.7兆円の政策を実行。「見方はあるが、約束をどれだけできたかの検証は日本の政治で初めて」と評価。

 17時エネルギー・環境調査会。
 前原誠司政調会長が、「明日の政調役員会で党方針を決め政府に提言したい」とあいさつ。昨日までの議論を踏まえた「原発ゼロ社会をめざして」との報告案を近藤昭一事務局長が提起。

 「民主党は原発ゼロ社会をめざす。そのため、◎40年運転制限制を厳格に適用、◎原子力規制委員会の安全確認を得たもののみ再稼動、◎原発の新・増設は行わない、を原則とする。政府は、めざすべき方向やその実現手段について国民に丁寧に説明し、理解と協力を得て『原発ゼロ社会』を可能な限り早期に実現すべき」との方針案で、侃々諤々議論。

 19時四川飯店で正副幹事長会議懇親会。
 輿石東幹事長、樽床伸二代行、逢坂誠二・阿久津幸彦総括などとあれこれ懇談でした。