●我慢強い民主主義

 3年前の今日は第45衆議院選挙。地方と生活を切り捨てた自民党を国民が見放し、民主党が大勝。政権交代のある民主主義の深まりが期待されましたが、残念ながら権力闘争の政治を抜け出せず。東日本大震災・原発事故という国難に際しても、力合わせできない政治に大きな不信。
▼「ダメだ!」と政治を諦めるのか、▼「さっさと決めろ!」と国民受けするポピュリズム政治に走るのか。2つの選択肢には、希望は見いだせません。ではどうするか…。溢れる情報を正しく精査し落ち着いて受け止める、熟議で決める政治の質を高めること-『我慢強い民主主義』が必要です。

★★★★★★★★★★★

 東京は晴れ。

 8時農林水産部門・森林・林業WT。
 木材需要拡大を図るポイント制導入、間伐等の財源確保など概算要求への提言を確認。

 9時財務・金融部門会議。
 財務省ヒアリング後大久保勉座長が、金融証券税制など4項目の税制改正の重点要望案を提起。
 私(小室)から、「全国に中小蔵元があるが、経営が厳しい中で独自の酒づくりを通じ地域の文化を守り、米栽培による雇用を守っている。国酒である日本酒・焼酎を守るため、租特87条の延長を。経年的に軽減率が引き下げられており、どの程度軽減するか役員会で対応いただきたい」と要請。座長一任で終了。

 10時30分山陰中央新報の藤原基荘記者が来室。
 「民・自・公3党による消費税引き上げ成立は暴挙」として提出された野田総理問責決議に自民党も賛成。「消費税引き上げをどう説明するんでしょうか?」との問いですが、私に聞かれても「…」。

 14時30分エネルギー・環境調査会。
 古川元久国家戦略担当大臣が、「原発事故を受け、原発からグリーンへの方向を昨年7月エネルギー・環境会議で決定。電力会社の一方的供給から、需要者側がつくる、節約する、貯める分散・ネットワーク型社会をつくるには国民参加が不可欠であり、3つの選択肢を示し意見を聞いてきた」と前置き。
 「過半の国民が、原発に依存しない社会を望んでいる。その実現に向けたスピード感や実現可能性では意見が分かれる。9万件のパブコメは、政治不信や原発への不安が大きい」と検証会合の取りまとめを報告。

 議員間討議では、「原子力技術を維持し人材の確保が必要」「40年運転規制を厳格適用し新設しなければゼロ」「現実的な足元の議論を大事にすべき」「まず政治がゼロの目標を定め省エネ・再エネを進めるべき」「どう判断するかの材料が立地地域では見えない」「原発を止め世代責任を果たすべき。ドイツに習い止める順番を示すべき」など侃々諤々議論。

 16時遅れて幹事長室の日直。阿久津幸久総括副幹事長とあれこれ。

 19時国立競技場でのU-20女子ワールドカップ準々決勝「ヤングなでしこ」VS韓国戦へ。
 試合前の練習を終えた松江市出身の背番号7の藤田のぞみ選手に「のんちゃ~ん」と声掛け、目は合いましたが…。

 試合は、前半先制するも追いつかれ、また勝ち越し。さらに右サイドの折り返しから3点目。ロスタイムのフリーキックからのんちゃんに出してシュート…の場面で笛(残念)。
 後半膠着状態で一進一退。のんちゃんはガッツリ守り、左右のサイドにパスを供給し試合をコントロール。機を見て何度が前線に顔出し。ボールを6割方支配してタイムアップ。3-1の完勝に国立は歓喜でした。