●繰り返される政局

 昨年の8月12日は、3.11東日本大震災を受けた延長国会最中。菅直人総理に官邸に招かれカレーで昼食でした。「福島第一から東電の撤退を許していたら、東日本が壊滅だった」と危機感一杯に語っていたことを思い出します。その後、再生可能エネルギーの固定価格買取法案、公債特例法案成立を見届け、菅総理は退陣。9月民主党代表選での野田佳彦代表選出、野田内閣発足となります。
私(小室)は、その時、その時に民主党政権を支え全力投球の日々ですが、またも繰り返される政局騒ぎにいささかげんなり。「がんばろう日本!」と被災地に思いを寄せ、「ガンバレ日本!」とオリンピックで奮闘する選手を応援する国民と、政局に血眼の自民党の姿勢の間には、余りにも大きなギャップ。政治の質が問われています。

★★★★★★★★★★★

 松江は曇り空。

 8時45分県連を出て東出雲へ。途中矢田地区で、大橋川護岸の矢板が打たれているのを確認。下流部の築堤工事が始まりました。

 9時過ぎ三菱農機前で森本秀歳松江市議と合流し、東出雲町内を街宣。
 崎田・ハナミズキ・意東と回り辻立ち。

 私から、「民主党・自民党・公明党の3党合意により、社会保障・税一体改革法案が成立。自・公は『(自分達はできなかったが)民主党にやらせよう』という考え。民主党は、分裂という血を流す結果となった。党利党略ではできない、国民生活のために先送りできないとの決断だった。ご理解いただきたい」と訴え。

 森本市議は、合併後の課題として公民館・支所問題を取り上げ、「地域の拠点は大切。小学校単位の公民館が原則だが、旧八束郡町村は1ヵ所への集約の方向でありおかしい」と報告。
 「ものづくりビジョンは策定したが、予算措置させるにはものづくり条例制定が必要」と取り組みを進める決意を訴え。

 下意東でプリウスに乗った鳥取の湯原俊二衆議院議員が家族連れで通りがかり、「がんばってますね」と声がけ。東出雲の親戚にお悔やみに出かけられたよう。

 おちらと村は盆休みで閑散。それでも県外客などもあり、「休みか~」と残念がっていらっしゃいました。

 上意東では畑まで上がり、干し柿生産組合の富士本組合長とお会い。
 「どうなっとるんだ、政治は!」とお叱り。「竹島を取り返すぐらいせんと」と無理な注文も。心配の裏返しの叱咤激励ですが、派手でなくとも地道な積み重ねが政治には必要と思います。

 13時過ぎひがいも食堂でお好み定食。ニシンの丸焼きを初めて食べました。
 森本市議と来年の市長・市議改選についてあれこれ。「広いですわ~」と、旧東出雲町の43平方キロの選挙区が573平方キロと14倍にも広がったことに戸惑い。

 昼から今宮・春日台・内馬・須田・一の向と回りましたが、雨がザッと降り出し三菱農機の組合に避難。農作物にとっては恵みの雨ですが、街頭で訴えるには難しい状況に。

 15時30分雷交じりの雨が止まず、中止を決断。今日は9ヵ所(通算939回)の街頭、併せて56軒の訪問で終了。森本市議にはお世話になりました。

 松江に帰ると駅の南口は水浸し。大橋川の逆流か、ちょっとの雨でこれではと思います。