●見たくもない!

 ▼民・自・公3党合意による社会保障・税一体改革を潰すため、昨日野党7党が衆議院に内閣不信任案、参議院に問責決議案を提出。
▼不可解なのは自民党。今日参議院での法案採決を主張し日程を立てながら、「午前中に解散時期を明示しないと不信任・問責に同調」と通告。
▼率直に言って「今がその時か?」の思い。一体改革はもちろん、特例公債や衆参の議員定数是正、公務員制度改革、マイナンバーなどやるべき課題目白押し。
▼民主党は、「一体改革法案成立後の近い将来に信を問う」とする野田首相の意向を国対委員長会談で打診しましたが、自民党が反発しなお空転。
▼夜半の野田・谷垣党首会談では、「近い将来」を「近い内に」ということで合意(なんじゃそれ)。明日の衆議院本会議で不信任案を採決。自民党・公明党は欠席して否決の方向です。
▼オリンピックでの日本選手の熱闘に声援を送る国民は、この権力闘争にはうんざり。「見たくもない」です!

★★★★★★★★★★★

 東京は曇り。

 8時総務部門会議。来年度予算の地方団体ヒアリング。
 全国知事会の上田清司副会長は、「地域主権では、民主党は銅を確保し金か銀。一体改革における地方消費税・交付税配分は高く評価しており、政争の愚にしてはならない。雇用創出基金の継続や出先機関の地方移譲を」と要望。

 都道府県議長会や市長会など意見陳述。
 社会保障問題の質疑で上田知事は、「自助・共助・公助のベストミックスが必要。埼玉県では、生活保護の『負の連鎖』を断ち切るため、生保家庭の中学生対象に学習塾を開き高校進学率が同等となった。最後は公助だが、地方の取り組みがミックスを変える」との話に「なるほど」でした。

 9時公務員制度改革PT。
 閣議決定した国家公務員の退職手当402万円引き下げ方針の報告。来年から1年半で3段階の引き下げ、早期退職インセンティブ、再就職支援を法定化、地方にも必要な措置を要請。

 自民党の動向が見通せず空転。公式日程なく、JA雲南の放射能汚染堆肥問題で県の関係者に電話。尺取り虫のように前進です。

 午後久しぶりに落ち着いて政策課題を整理。

 16時山本浩章益田市長が新任あいさつに。
 「混乱から対話へ」を掲げ、福原慎太郎前市長との保守対決を制した山本市長。連合や和田昌展市議などが支援し、民主党は中立の立場。
 TPPや国の出先機関改革などで意見交換。

 17時30分両院議員総会。
 冒頭野田佳彦代表は、「今まさに日本の危機。決めるべきことを決める政治を実現できるかの瀬戸際。幹事長・国対委員長会談で局面打開の動きをしている。党首会談を開き、『3党合意の遵守と早期成立』『野党7党の不信任・問責の否決』を呼びかけるが、解散時期を明示することはどんなことがあってもできない。ボールは相手側にある。答えを待って話し合いたい」と明言。

 「新綱領」のたたき台を直嶋正行座長が提起。「日本再生戦略」を前原誠司政調会長が説明した後質疑。
 「原子力ゼロを」「社会保障改革のビジョン明確化を」「解散せずにやり抜け」など意見がったものの、平穏に終了。

 18時40分土地家屋調査士制度推進議連。
 日本土地家屋調査士会連合会・全国土地家屋調査士政治連盟から来年度予算要望。「被災3県の60平方キロの地図修正で、約50億円の事業費が必要」と報告があり、議連で政府に働き掛けを確認。