●あなたは?

 大津市で起きた中学生のいじめ自殺事件に暗澹(あんたん)たる思い。助けを得られなかった彼は、どんなにか苦しかったことでしょう…。
▼なぜ、先生は積極的に関わることができなかったのか?
▼なぜ、同級生は助けようと声を上げられなかったのか?
▼なぜ、事件後も、いじめの真相が明らかにならず放置されたのか?
▼なぜ、警察は被害者のお父さんの要請に応えられなかったのか?
誰もが抱く「なぜ」にしっかり応える調査と対応が不可欠。加えて、繰り返される悲劇の背景には、社会全体の深い病理を感じるところ。当事者だけでは容易に解決しえない壁をどう乗り越えるかも課題です。
もし私(小室)が、加害者の親であったなら、先生や同級生、教育委員会、警察であったならと置き換え、「正しく行動できるか?」と自らに問うことから始めたいと思います。みなさんはどう考えられますか?

★★★★★★★★★★★

  松江は雨。

  8時30分県連で石田秘書と合流。

 9時出雲市役所平田支所で大谷秘書も合流し、西代・美談・国冨・河下・鰐淵・唐川・猪目・北浜・十六島と社会保障・税一体改革の必要性や中身を訴えながら街宣。 北浜で当選以来800回目の街頭演説。積み重ねです。
  猪目では、ポスター掲示。「がんばんなさい」と声がけも。 十六島では、県職員時代の同僚のご家族がおられ激励。ある会社の社長から、「小沢がおらんようになってよかったな」との声。何とも言えません。
 「口では言っているけど、後期高齢者医療廃止はやってないじゃないか!」と叱責の方に説明しようとしますが聞く耳なし。残念です。

 昼はゆらりで海鮮丼。午後も引き続き小津・小伊津・坂浦・地合・ラピタ前など街頭から訴え。
  坂浦では、港で4人が網のつくろい。「消費税はやれんが~」という奥さんに頭を下げ、「こどもたちや孫のためにご理解を」と訴え。「そうだよね~。孫のためだわね」と納得。「しっかりまとまってやれ」と激励。
  夕方まで20ヵ所(通算812回)で街頭。

  18時30分平田文化館で「未来への責任」対話集会。 原隆利出雲市議が司会を務め、私から、社会保障・税一体改革を巡る混乱をお詫び。「財政・社会保障の安定化を図るため一体改革が必要。格差社会を克服するための社会保障の機能強化も必要」と説明し意見交換。以下いただいた意見とお答え。
●社会保障給付の伸びが続けば、今回の消費増税では賄えないのではないか?将来どのような負担と給付をめざすのか?⇒今回は2015年の負担と給付のバランスを図るもの。その後のあり方は、社会保障制度改革国民会議で一年かけ議論する。民主党としては、約束した最低保障年金などをしっかり提起したい。
●所得税の課税強化や資産課税強化はどうなったのか?⇒今回法案に入っていたが、自民党は反対、公明党は逆にもっと課税強化すべきとの主張であり、切り分けて年末の税制改革で議論とした。ぜひこれは実現したい。
●1000兆円の借金をどう減らすのか?不必要な医療をしている部分もあるのではないか?⇒2020年にプライマリーバランスをゼロにする、つまりこれ以上借金が増えないようにする方針。経済対策や震災復興もあり、歳出を一気に減らせる状況ではない。終末期の医療のあり方が大きな課題。議論をしているところ。
  なかなか中身の濃い対話集会でした。参加のみなさんに感謝して散会。