●熱い要望

 ジリジリ焼ける陽射しの下、歩いて議員会館から約400メートルの民主党へ。陳情・要請対応本部の一員(幹事長補佐)として約2時間、鳥取・和歌山・宮崎・鹿児島・静岡の各県連、北海道連のヒアリングに参加。前4者は島根同様「自民党王国」だけに、目に見える成果としてミッシング・リンク解消などの高速道路整備、東海・東南海・南海の連動地震・津波に備える防災などコンクリート要望がメイン。
鳥取の伊藤保幹事長は、「業界団体も政権交代で近づいてきたが、党内のゴタゴタでまた離れつつある。現場は厳しい」と党運営に苦言。後2者は国会議員のほとんどを民主党で占めており、静岡県連はこの2週間で市町村・業界など95団体を県庁に集めヒアリングするなど精力的な活動。
焼津市では25メートルもの津波想定を受けて人口が3000人減ったとのことで、第2東名高速周辺への新たなまちづくりや静岡空港への国の広域防災拠点整備を提言。「受けた要望の対応をきちんとお返しすることが重要」との指摘も。
出された要望はいずれも地域にとって切実かつ熱いものであり、政権与党としてしっかり受け止め、予算・事業を通じ実現を図ります。

★★★★★★★★★★★

  東京は曇り後晴れ。

  8時30分地方自治制度検討WT役員会。 地方自治法改正が議論となり、政務調査費の名称や使途問題で議論。私は、「使途は拡大。公開して住民がチェック」の原則を主張。
  懸案の都道府県議会議員選挙区見直しでは、郡市単位原則を市町村単位に改めると現行1139選挙区中458の1人区が120増加する見込みが示され、民意の正確な反映と1人区固定化を避け議会を活性化させるとの目的が、全く逆方向に機能。都道府県議会では民主党は多数会派ではなく、「墓穴を掘る」懸念も。さらに議論で持ち越し。

  10時党本部で古本伸一郎組織委員長、逢坂誠二総括副幹事長とともに陳情・要請対応本部スタッフとして県連ヒアリング。

  12時過ぎ全国幹事長会議のため上京の内田敬会長、角ともこ幹事長、川井弘光副幹事長とロコモコで昼食。

 15時から党運営や次期総選挙などについて、野田佳彦代表や輿石東幹事長が都道府県連代表者に説明。地方の意見を聞くとともに、一致して党再生を呼びかける予定です。

  失礼して14時15分羽田発米子便で帰省(通算136往復)。

 美保関郵便局の三代暢実局長と羽田ラウンジでばったり。「社ガール」の河野美智さんと俳優座で上演中のラフカディオ・ハーンの半生を描いた「日本の面影」を観に来られたよう。政局動向であれこれ。
  一転豪雨の八束町を抜け16時35分県連事務所へ。 勝部所長と災害多発でやりとり。化石燃料消費による温室効果ガス増加が気候変動の原因。日本でも過去になかったゲリラ豪雨や竜巻などが頻繁に発生。今後のエネルギーミックス議論でも忘れてはならない課題です。 週末の日程確認やホームページ原稿整理など。

  18時15分湯原俊二衆議院議員から電話。鳥取県の重点要望で面談した平野博文文部科学大臣が、「来年度予算で日本海側の活断層調査に言及」との連絡。

  22時30分政府関係者から電話。国民的議論の上8月に決定予定の中長期のエネルギー政策について、島根でも「3つの選択肢の議論の場」をつくりたいと要請。講師派遣など対応を検討いただくこととしました。